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天板がメモリカードのトレイに! エレコムのリーダーライター
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製品本体。外見は何の変哲もないメモリカードリーダーライター
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先日、メモリカードリーダーライターを新しく買い換えた。格安のSDカードアダプタを使っていたせいで以前のリーダーライターのスロットが破損してしまったのが原因だが、新しい製品に買い換えたことにより、以前使っていた製品の「とあるメリット」をいまさらながら実感するハメになった。その「以前使っていた製品」というのが、今回紹介するエレコムの「MR-A33H」である。
昨今のメモリカードリーダーライターというのは、とにかく沢山の種類のメディアが読めることをウリにしているケースが大半で、それ以外の細かな付加価値はほとんど無視されている状況にある。仮にそうした付加価値つきのモデルをメーカーが発売していたとしても、販売店の店頭では片隅に追いやられているのがオチだ。
本製品は、外見はオーソドックス、対応メディアの数もまあ豊富という、ごくまっとうなリーダーライターなのだが、実は他製品にはないひとつの特徴を持っている。それは「天板部がお皿のようにくぼんでいる」ということだ。実はこのくぼみ、天板をトレイ代わりに使うために設けられたもので、抜き取ったメモリーカードを一時的にここに置いても落下しにくいという特徴を持っているのだ。
と、文章で書いてもあまりそのメリットが伝わらないだろうし、筆者が実際に使い続けていた2年間も「うわ、これってすごく便利」と実感することはほとんどなかったに等しい。が、別の製品に買い換えた現在、メモリカードを当たり前のようにリーダーライターの上に置いている自分を顧みるにつれ、この製品が陰で果たしていた役割をつくづく実感するようになったのである。
対応メディアの豊富さという、たったひとつのパラメータで製品の良し悪しが決定されるリーダーライター製品では、こうした機能が華々しく取り上げられることはまずない。しかし、作り手のちょっとしたアイデアやこだわりの部分は、目に見えにくい部分にさりげなく詰まっているのであろう。今回、製品を買い換えることによって、製品に秘められた使い勝手向上のささやかなアイデアを実感した筆者なのであった。
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天板部にくぼみがあり、そこをトレー代わりにして各種メモリカードをストックしておける
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左側面。アダプタなしで利用できるmicroSDカードスロットや、SDカードスロットなどを装備
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右側面。CFカードスロットなどを装備。2008年末現在、トータルで50種類のメディアに対応とされている
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製品名 |
発売元 |
購入価格 |
MR-A33HWH |
エレコム |
2142円 |
■ URL
製品情報
http://www2.elecom.co.jp/data-media/memory-rw/mr-a33h/
(KURANOSE)
2009/03/25 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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