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ベーシックな構造で実用的なデジタルペン「MVPen」
普段使っているB5サイズノートへ装着。取り付ける手間はあるものの、ノートを取るときには気にならないサイズ
USBケーブルでパソコンと接続してしようすると、ノートマネージャが起動し、リアルタイムでデジタルデータが記録されていく
「MVPen」は本体ユニットと専用のペンの2つで構成されている。何ができるかというと、市販されている普通のノートや紙に書いたメモやイラストを、そのままデジタルデータとしてパソコンに取り込んめるようになる。こう書くと地味だが使ってみて便利だなぁと思うシチュエーションは結構多く、身近だ。
ノートに書いた会議メモがリアルタイムでイメージデータに変換、蓄積される。このため、会議で使ったプレゼンデータや表計算シートと一緒にパソコン内に保存できる。打ち合せ中にノート上に商品のイメージ図や、ポスターのレイアウト、場合によっては簡単な地図や商店のフロアマップみたいなものを書くこともあるだろう。言葉では説明しにくいイメージを共有するためだ。そういうものも書いたその場で次々にイメージデータに変換して、Wordなどの会議資料に貼り付けることだって可能だ。
写真では、実際に普段使っているノートへMVPenの本体ユニットを装着して使ってみたところを撮影している。パソコンとUSBケーブルで繋いだ状態でのオンラインモードのほかにも、本体ユニット単体で本体内にデータを記録してくれるオフラインモードでも使ってみている。使い勝手に大きな違いはない。
オフラインモードの場合、ケーブルがないので手軽に使えてなかなか良かった。オンラインモードの場合はリアルタイムでイメージデータが取り込まれ、オフラインモードの場合は、後からUSBケーブルでパソコンに接続してイメージデータを保管する。
保管されたイメージデータは添付の「ノートテーカー」というソフトで時系列で一括管理される。オフラインモードで記録されたデータは「モバイルノート」というカテゴリで分類されているので識別は簡単だ。細かいファイル名で識別しなくても記録された時系列順となるのでそれなりに管理は容易だ。他のアプリでデータを利用したい場合にはJPEGファイルへのエクスポート機能を利用する。このときエクスポート先とファイル名は任意で設定できる。
製品添付のソフトにはテキストデータへの変換・抽出機能も搭載されているが、それほどOCRとして強力な機能は持っていないようだ。そういったところまで期待して使うよりも「スキャナを使わないで手書きノートの画面がデジタルデータとして保管される」ことに意味を見いだして、情報共有を簡単に行う方向で活用するのがこの製品には向いていると思う。
製品本体自体は単三乾電池2本程度の大きさで全くかさばらない。ペンはセンサーに位置を知らせるための機構を内蔵しているためボタン型電池を2つ使う専用のモノになっている。なくすと使えなくなるのでその点だけ注意が必要だ。なおペン先の追跡機能にはミサイル誘導に使われるテクノロジーが応用されているそうだ。これによって高い位置検出精度が実現されているとのこと。さすがイスラエル製というところだろうか。
遡ればこの種の製品は過去いくつもあったがどれも大きくかさばるため常用しようという気持ちにならなかった。「MVPen」のサイズであればそのあたりは問題なさそうだ。筆者は議事記録とメモの活用などでしばらく使い続けると思う。
付属アプリ「ノートマネージャライン」上では記録された順に保存される
デジタルデータはJPEGへ変換して他のアプリからも利用できる
JPEGファイルをプリントアウトした例
ユニット本体、専用ペンと単三乾電池とのサイズ比較
ペン側は小型ボタン電池(SR41)を2個使用
本体側とペン側双方にあるスリット部を通じて、ペンの位置を補足し、座標データに変換する
商製品名
購入価格
購入場所
MVPen
1万2000円
PDA工房
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URL
製品情報
http://www.mvpen.com/
(すずきひでお)
2009/02/23 10:49
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