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3G通信するカーナビ~パイオニアの「エアーナビ」
エアーナビの本体部分。ポータブルにしては大型、重量級。取り付けはしっかりやらないといけない
背中には通信モジュールを背負う。一応、モジュールなしでも動作可能だがエアーナビの意味がない
カーナビは単なる地図ではなく、渋滞情報を含めた自動車移動のための情報窓口だと思ってる筆者にとって、VICSは必須の機能だった。そこに、一歩進んだVICSが搭載されたパイオニアの新型エアーナビ(AVIC-T10)が登場、購入した。
エアーナビは、ソフトバンク3Gの電波を使い、パケット通信で渋滞をはじめ各種情報を得られるカーナビだ。文字通りエアー(電波)経由でナビゲーションをしてくれる。“なんちゃって”の意味のエアーではないのだ。
通信の利用は簡単だ。エアーナビを購入すると、専用の申込書がついており、記入して送ると通信モジュールが届く、それをエアーナビに接続すると通信を開始する。通信料金は2段階制で、使わなければ毎月1029円、どんなに使っても上限は2079円だ。
この通信モジュールはUSBで接続するもので、ソフトバンク市販の「C01SW」ではなく、ベルギーのOption社の製品。エアーナビ専用のUSIMカードが刺さって届けられる。
エアーナビ自体は少し前の発売だが、通信サービスが開始されたのは最近。筆者は通信サービスの開始を待って購入した。また、エアーナビ以外にも通信で渋滞情報をゲットできる機種はあるが、費用の面で、このエアーナビほど手軽に利用できる機種はない。
使ってみると、渋滞情報がいつでも取得できるのは便利。一般的なカーナビのVICSはFMラジオ電波によるVICS情報は5分に一度、しかし、FMで届く情報には通過時間が含まれていないため渋滞回避に利用できない。反対に道路に設置される光ビーコンによる渋滞情報は、ビーコンが設置されている幹線道路を通らないと取得できない。つまり、渋滞を避けたいために裏道だけをコソコソ走っていると、詳細な渋滞情報を得られないというジレンマがあったのである。
その点、エアーナビなら渋滞情報はケータイの電波が届く限り取得できる。本体は取り外せるので、自分の部屋で渋滞情報をゲット、それを見てからクルマに乗って出発することもできる。
また、ネットワークと直結していることで、専用のポータルを利用したデータ連携もできる。専用のIDが用意されるので、それでパソコンやケータイから専用ポータルにアクセス、目的地などを登録しておけば、エアーナビの画面で目的地を探す必要がなくなる。
実際の操作はネット上のデータをナビの登録地に移行する作業が必要となるが、エアーナビの画面でいちいち目的地を検索するよりはすばやくできる。パイオニアのナビ伝統の地図スクロールの遅さも、目的地を別のパソコンで事前に登録できるなら、あまり気にならない。
カーナビとしての性能はというと、インターフェースも地図画面も、いかにもパイオニア製という感じ。パイオニア製のカーナビを評価していなかった筆者だが、エアーナビは通信機能のおかげで、ちょっと見直している。
ワンセグはアンテナを伸ばして受信する。SDカードで音楽プレーヤー動作も可能
通信モジュールはOption社製。ソフトバンクのUSIMにマーキングがしてある専用品
通信モジュールを使うと表示できるポータルサイト。PCなどから事前登録したスポットをダウンロードして本体に登録できる
ネットサービスから本体に目的地スポットデータを取り込むときは選んで取り込むことも可
ネットから本体に目的地スポットデータを取り込むと完了画面が出る
通信モジュールがあれば、道路の最新情報が地図上にすべて表示される。道路に沿った矢印が赤なら渋滞という意味だ
製品名
発売元
購入価格
購入場所
エアーナビ AVIC-T10
パイオニア
5万円
オートウェーブ
【PR】Amazon.co.jpで購入
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URL
製品情報
http://pioneer.jp/carrozzeria/airnavi/
(江須田)
2008/12/09 11:04
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