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BICボールペンのオレンジに飽きたらこれ!
「HOLDER PEN for orange」
筆者はひそかにBICボールペンの超優良顧客であると自負している。というのは、過去何十年にも渡って国内外のBIC社が販売している商品のほぼすべてを購入してきているからだ。もっとも、残念ながら文具があふれる自室にはすべてをストックしておくだけのスペースがないため、購入品の多くはすでに他人の手に渡っている。
購入したものだけではなく、過去100回近くにおよぶ海外旅行や出張でホテルに備え付けのBICボールペンはすべて持ち帰っている。また、米国の郊外型大型ショッピングモールにテナントとして入居している大型文具店では地域限定・期間限定のBICボールペンをチェック、発見しだいダース単位で購入している。
基本的に、ボール径が1.0mm以上のボールド(太字)ボールペンのフェチなのだ。そして、BICボールペンのリフィルの色はやはり「青」でなくてはならない。BICボールペンがBICボールペンたる条件のひとつがインクが青色であること、と勝手に思っている。
筆者にとってかくも思い入れのあるBIC社だが、最近は日本国内でもマーケティング活動に熱心で、また面白い商品を販売しているのでご紹介したい。
BIC社の商品ラインナップは鉛筆には無縁なのだが、鉛筆ホルダーの流行の影響か、本来ならBICボールペンにはまず不必要な「HOLDER PEN for orange」(以降:ホルダー)という長いネーミングの製品が発売された。名前からわかるように、BICのロングセラー商品であるオレンジ色のBICボールペンをそっくりそのまま収納するアルミニウム製(本体)+プラスチック製(キャップ、剣先部&エンド部)のホルダーだ。
オレンジBICボールペンとカラフルなホルダーがセットで販売される
ホルダーを分解してオレンジBICボールペンをそのまま収納する
いつも通り、販売されている全色を購入。オレンジBICボールペンのクリップ付きの黒いキャップを取り外した本体をホルダーに収納し、剣先部をねじ込み固定するだけで設定作業は終了だ。アルミニウム製の本体胴部で多少メタボ気味になった本体直径は約11mm(実測)、これはオレンジBICボールペンの7.4mmの約5割増しとなる。総重量は5gから11gに220%増し、キャップなしの状態では4gと9gとなる。
蘊蓄を熱く語りたい数値データの羅列ではあるが、実際にホルダーありとホルダーなしで書き比べをやってみたが、正直よくわからない。太い方が指先が楽なような気もするが気のせいかもしれない。鉛筆ホルダーを使うことによって、ただの鉛筆が高級な万年筆のように見えるように、ただのオレンジBICボールペンがファーバーカステルの景品ボールペンのように見える変身効果だけでもBIC好きには楽しい話題に違いない。
チープなオプションがよりチープさを加速することもなかなか楽しいが、個人的には、BICボールペン社には、何年か前に発売した外装がスターリングシルバー製の「セレブBICボールペン」を現代風にアレンジして再発売してほしい。輝きを保つために毎日、優勝カップ磨き布で磨くのは大変だが、チープなBICを、一挙に周囲を黙らせるセレブなBICに変身させる素晴らしさは最高のオシャレだ。
オレンジBICボールペンの専用キャップが不要部品として余る
ウエストは50%、体重は220%増しになった、オレンジBIC“メタ”ボールペン
ホルダーを装着するとどこかファーバーカステル社のホルダーそっくりに……
BICボールペンのいろいろ。今回ご紹介したホルダーには、ホテルの備品タイプ(奥側から3本)も問題なく収納可能。なぜか、手前から2番目のスターリングシルバーのBICボールペンは何かが途中で引っかかって収納不能だった。さして意味はないが残念だ
商品名
購入価格
購入場所
「BIC HOLDER PEN For orange」
525円
有楽町 イトシア arenot
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URL
「HOLDER PEN for orange」を扱うWeb通販サイト「分度器ドットコム」
http://bundoki.com/?pid=9641066
(ゼロ・ハリ)
2008/12/04 10:54
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