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PCで地デジなら外でもフルセグ、アイ・オーの地デジチューナー
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GV-MVP/HZ。小さい上に軽量。中身はスカスカのように感じる
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裏側にはB-CASカードを挿入する。カードがなければもっと軽量化できたのかもしれない
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ノートパソコンに接続するワンセグチューナーがブームだった。しかし、ワンセグの放送仕様を見れば、ノートパソコンの画面で見るには粗すぎ、画面の端っこに小さく表示される程度がちょうどよいくらい。そう思っていたときにフルセグの地デジチューナーが登場した。USB接続タイプならノートパソコンでも使えそうと思い、小さめのチューナーを選んでみた。
選んだのはアイ・オー・データ機器のGV-MVP/HZ。幅約98×厚さ25×奥行き92mmのコンパクトサイズに、USBのバスパワーで動作する機種。実は最初に、ノートPCと同時に使っている写真が書かれたパッケージを見たことが、今回のノートPC+地デジのきっかけでもある。これなら、アンテナの問題さえ解決すれば、外でもフルセグのテレビが見えるだろうと考えた。
アンテナはひとまず、10cmちょっとの電線で代用、早速、外で利用してみると、都内では東京タワーが見えるような電波が強いところではちゃんと地デジの放送が受信できた。なんともきれいな画質で、これなら、外出先でテレビに見いってしまっても良いくらいだ。
調子に乗って録画も試してみる。受信ができるのだから、ノートパソコンのHDDに余裕があれば録画もできるのは当たり前。なんとも便利なポータブルテレビの出来上がりだ。ノートパソコンは、液晶一体化のため、複雑で面倒な著作権保護からみのディスプレイ仕様も難なくクリア。実はノートパソコンのほうが地デジには便利なのである。
しかし、問題はバッテリーの持ち。ハイビジョン映像を再生すれば、普段の利用よりも確実にバッテリーを消費する。通常なら2時間は持つ愛用のノートパソコンでは、1時間ほどでバッテリーが切れ、休止状態で眠ってしまった。
また、録画した番組の再生にも問題がある。著作権管理の関係で、録画したチューナーとチューナーに刺さっているB-CASカードを接続していないと再生ができない仕組みになっている。録画した番組を外で楽しむためにも、いつも地デジのチューナーを持ち歩かないといけない。
ちなみに、筆者が地デジの受信に使っているノートパソコンは、Atom搭載のAcer Aspire one。こんな安価なノートパソコンでも、ちょっと遅いと感じることはあるものの、地デジの受信はギリギリ可能だ。これからはチューナーさえ持ち歩けば、いつでもどこでも地デジを見ることができそうだ。
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パッケージにはノートパソコンで使う写真や、ノートパソコン向けとの表記も
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非力なノートパソコンでも視聴はなんとかできる。このノートパソコンは1024×600ドット表示だが、鮮明な映像が楽しめた
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本体は光沢仕上げのため、指紋の付着はあきらめないとならない。USB端子は汎用のmini-Bなので、短いUSBケーブルを使えば、携帯性アップ!
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放送電波を送信している東京タワー近くでは、電線のはぎれを刺しただけの簡易アンテナでも受信できた。もうすこしマシなアンテナを用意すれば、受信可能場所は拡大するだろう
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商品名・製品名 |
発売元・製造元 |
購入価格 |
購入場所 |
GV-MVP/HZ |
アイ・オー・データ機器 |
1万4800円 |
ビックカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-mvphz/
(江須田)
2008/11/27 10:44
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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