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書道のトメ、ハネを鉛筆で。三菱鉛筆「筆鉛筆」
鉛筆削りは、色鉛筆用など、鈍角に削れるものを使うのが良いだろう
鉛筆の世界では、JISが芯の柔らかさ硬さを規定している。小さい頃から馴染んでいる記号だが、一般的にこれを「硬度記号」と呼ぶ。中心硬度をHBとして、一番柔らかいものが6Bで、5B、4B、3B、2B、1B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9Hまで、計17種類が存在する。
この規格以上に柔らかいものとしては、銀座の画材店「月光荘」が8B鉛筆を販売している。また海外製では、カランダッシュ社やファーバーカステル社等が7Bや9Bの鉛筆を発売している。国内では10Bほど濃い鉛筆となると、毛筆イメージの筆記に使われることが多いが、海外では多くの8B~9Bの鉛筆はスケッチやデッサン専用の画材として販売されることが多い。
今回ご紹介する三菱鉛筆の新製品は、これらを上回る、いままでで最も柔らかい(濃い)10B鉛筆だ。
鉛筆の芯は、芯を構成している「黒鉛と粘土の大小比率」によって、芯の硬さに変化が出てくる。黒鉛が多くて粘土が少ない芯は軟らかくて濃い鉛筆になり、黒煙が少なく粘土のほうが多い芯は硬くて、薄い鉛筆になる。
10B鉛筆は、昔、ペン字検定でスタートした現在の「硬筆書写検定」の技法である「とめ」、「はらい」、「はね」など、書道の特徴的な表現8技法である「永字八法(えいじはっぽう)」の一部を表現できる筆ペンのようなイメージの鉛筆だ。芯の太さは10Bという硬度の影響も大きいが、粘り強い滑らかさが特徴で、「筆鉛筆」の名前は誇張ではないと感じてしまう。
ちなみに、「筆鉛筆」では芯の太さは一般の鉛筆の倍の4mmあるのだが、それでも軸の太さと芯のバランスは、筆者にとっては少し違和感があるものだった。せめてファーバーカステル社のデッサン用鉛筆2530Nくらいの軸の太さがあればありがたい。可能なら、筆鉛筆本体とは別に、モンブラン マイスターシュテュック169 スケッチペン「レオナルド」用に、5.5mm芯だけを発売してくれれば最高だ。
色鉛筆用など、鈍角に削れる鉛筆削りを使うのが良いだろう
ごく普通の鉛筆(右側)と筆鉛筆(左側)との違い。芯の太さ以外に光沢などが大きく異なる。粘りと柔らかさのミックスだ
かなり毛筆に近いイメージで文字を書くことができる。看板に偽りなし
「筆鉛筆」が加わった、最近の筆者のデザイン企画ツール一同。ここでは消しゴムは入っていないが、いつもMILANの428を使用している
商品名
購入価格
購入場所
筆鉛筆 10B
420円
キムラヤ(楽天市場内)
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URL
筆鉛筆を扱っている通販サイト「キムラヤ」(楽天市場内)
http://www.rakuten.co.jp/bungukimuraya/685744/689658/1857891/
(ゼロ・ハリ)
2008/11/26 10:50
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