|
|
|
遂にポータブルHDDも500GB
|
|
|
|
購入したHD-PSG500U2-WHの裏側。Windows専用仕様。製品カラーは白黒2色から選べる
|
仕事柄、筆者は中国をはじめとしたアジア諸国へ飛んでいる。できるだけフットワークを軽くしようと、バックパック以上デイパック以下のサイズの鞄に入れるため、ライターの最重要アイテムである、ノートパソコンやストレージ類やデジカメを「なるだけ小さく薄く」している。
行く先々で将来使えそうな写真などを際限なく撮るので、テレビ番組を録画するほどではないものの、結構なスピードでHDDの残り容量がなくなっていく。数年前は数百GBクラスの外付けHDDだと、3.5インチの外付けHDDしかなかった。100V電源を使うために変圧器も必要で、ストレージのためにあれやこれや荷物が増えて重くなっていた。その上、3.5インチの外付けHDDは2.5インチのHDDと違って、持ち運ぶことを前提に作られているわけではないので衝撃に弱く、荷物に対してナーバスになっていた。別の都市、別の国で数カ月単位で滞在するときには、3.5インチの外付けのHDDと変圧器を持って行くのだが、空港のセキュリティチェックを通るたびに荷物がチェックに引っかかっていた。
最近、USBメモリやSDカードなどのシリコン系記憶メディアもGBが当たり前になってきたが、対衝撃性のある頑丈なシリコン系記憶メディアは、1週間程度の出張ならば大丈夫だが、写真のライブラリを持って行くにはまだ容量が十分ではない。そのため今までは上記の外付けの3.5インチHDDや、2.5インチのポータブルHDDを使っていた。ポータブルHDDはある程度衝撃のことが考えられていて、サイズも持ち運びやすい大きさなのだが、3.5インチほどの大容量とはいかなかった。
ところが、気がついてみればポータブルHDDも数百GBが当たり前の時代になり、最大クラスのものでは、バッファローが発売する500GBの製品が登場している。「これだったら今までの外付けHDDの置き換えができる!」と喜び、早速購入したのだった。
購入したのは「HD-PSG500U2-WH」というモデル。バッファローは「Mac OSでも高速化モデル」と「Windowsだけ高速化モデル(高速化に非対応なだけでMac OSでも使える)」があり、筆者が買ったのは価格の安い後者の方だ。筆者は、ライターの中でも変わった仕事形態で活動しているため、筆者自身の体験は一般論ではないのかもしれない。しかし、小さくて頑丈で外部電源がいらないことは、3.5インチの外付けHDD製品よりも省エネで、机の上の空間が広くなる上、簡単に持ち運べるなど、一般的なメリットも多い。
筆者の購入したポータブルHDDは、従来製品と同様に、そこそこの高さから落としても大丈夫な作りで、ケーブル巻き付け収納機構があるなど、ケースとケーブルが工夫されている。また実効転送速度が同社製品比で20%高速化するTURBO USBを搭載している。同梱品として、バックアップソフト「Acronis True Image LE」も用意されている。
なお、500GBの製品はバッファローなど一部のメーカーしか販売していないが、もう1ランク下げて400GBとか320GBの製品ならば、メジャーメーカーの中から選べるだろう。さまざまな商品が発売されていて競争も激しく、量販店などでは安い出物がゲリラ的に販売される可能性もある。数百GBのポータブルHDDが家でも会社でも移動時用でも使える日がやってきたのは、かなりありがたい。
|
|
ケーブル巻き付け収納機構のためのちょっと変わったケーブル
|
仮想CDにユーティリティ類が入っているため、初期状態で実際に使える容量は500GBよりちょっと少なめ
|
|
数年前に購入したバッファローの外付け3.5インチHDDと速度比較。今の2.5インチHDDは一昔の3.5インチHDD以上に速い
|
製品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
HD-PSG500U2-WH |
バッファロー |
2万5800円 |
ビックカメラ |
■ URL
製品情報
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/hd-psgu2/
(山谷 剛史)
2008/11/21 10:54
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|