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癒し系グッズ?『ウォーターゴースト』
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表情が何とも言えない。腰に巻いているのがしっぽ。この先から水が出入りする
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「ウォーターゴースト」は、一応「水の妖精」ということらしい。ぱっと見かわいいのだが、じっーっと見ていると段々不気味に思えてくる。不気味というか邪悪な笑みというか……。とかなんとか文句は言っているものの、水の中でくるくると踊る姿を見ていると時間を忘れるのもまた事実。ペットボトルのなかで踊る姿はなかなかに魅力的だ。
妖精は口吹きガラスの細工でできている手作りの品だ。そのため顔つきも手足の表情も個々に異なる。色についても写真の緑以外に赤、青、黒などいくつかある。
水を一杯に満たしたペットボトルの中に「妖精」を放り込み、ふたを閉めて逆さにしてから縦に振ると、腰のところにくるんと巻かれたしっぽの先に開いている穴から水が入り、「妖精」はボトルの底に沈む。ここで「妖精」を一旦取り出して思い切り振るか、しっぽの先を吸うなどして中の水を1/3程度まで減らす。水が一杯に入ったペットボトルに戻してやり、蓋はきっちり閉めておく。
この状態で「妖精」は、水面に頭をちょこんと出した状態で漂っている。ペットボトルを軽く握ると「妖精」はす~っと沈み、放すとまたす~っと浮き上がってくる。握る力の強弱に合わせて上下する速度も変化する。ゆっくり握ってやると水中で停止するし、ボトルを素早く握ったり放したり(ペコペコさせるというと判るだろうか)すると「妖精」はくるくると回る。これも“ペコペコ”の回数や強弱で回転速度は微妙に変わってくる。ただし、あまり強く握りすぎると「妖精」の中への浸水がひどくなるため、沈みっぱなしになるのでそこのところは注意が必要だ。
この妖精の動きのカラクリは、16世紀フランスの数学者である(哲学者としての顔の方が有名だが)デカルトの考えた原理に基づいたモノなんだそうだ。密閉容器に外部から圧力を加えることで内部の水圧は変化する。このとき「妖精」の体内に残っている空気にも圧力は伝わり、空気が圧縮されることで減った体積の分だけ水が進入。結果、浮力が減少して「妖精」は底に沈む。手を放すと逆のプロセスで浮力が回復し「妖精」は浮き上がる。水の流入流出は腰にあるしっぽの先の穴から行われるため細かい圧力の変化は水流を生み出すことにもなり、「妖精」はくるくると回ることになる。
まぁ細かい理屈はどうであれ、単純ながらも水の中でくるくると回る様は見ていて飽きない。力の加え加減で動きが変わるのは、これはこれで結構楽しい。水の中で演じる「妖精」のダンスは、ちょっとした気分転換に最適だと思う。
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浮力が均衡するとこのように水中で静止する
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水を通して見るとまた表情が微妙に変わる
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
ウォーターゴースト |
945円 |
アトリエ NIKI TIKI 自由が丘店 |
■ URL
アトリエ NIKI TIKI
http://www.nikitiki.co.jp/
(すずきひでお)
2008/10/31 11:07
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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