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uni鉛筆50周年記念限定モデル「ユニペンシルホルダー」
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マグネットで開閉可能な専用パッケージに専用UNI鉛筆2本とユニペンシルホルダー1本が同梱され販売されている
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本体は画期的なパイプ構造になっており、削って短くなる前の鉛筆も対応できる
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昨今の文具ワールドでは、鉛筆ホルダーがプチ・ブームだ。削って短くなった鉛筆の軸を持ちやすく延長する実用品である鉛筆ホルダーは、誰もが知っているずっと以前から存在した文具だ。それを最近になってリバイバルさせたのは、銀座にある小さな文具店「五十音」の「ミミック」と名付けられたアセチロイド製の鉛筆ホルダーだ。
筆者も発売されてすぐ入手、毎日愛用している。このミミック用には専用の短い鉛筆としてトンボ鉛筆社製の長さ90mmの「小芯(小心)MONO」が販売されている。トンボ鉛筆は大人の遊び心のある会社のようだ。
高級鉛筆の世界では、約10年ほどトンボ鉛筆「MONO」に先行した三菱鉛筆の「uni」を発売して50周年らしい。uniと聞けば、筆者の年齢なら、子供の頃は憧れの高級鉛筆だった。中学生の頃、いつも正門の向かい側にある文房具屋さんでuniを1ダース購入する英語の教師が居た。その頃は、英語の先生はきっと給料が高いのだと信じていた。そんなuni鉛筆の50周年イベントに銀座伊東屋の一階で出くわした。
そこでは、標準のuni鉛筆より少し短い実測136mmのショートuni鉛筆2本と専用ユニペンシルホルダーのキットが50周年の記念商品として即売されていた。楽器でも万年筆でも鞄でも、アニバーサリーモデル大好きの筆者は、基本的に記念モデルなら躊躇せず即購入することに決めている。
金属とウッドの異素材コラボによるユニペンシルホルダーはなかなか優れモノだ。パイプのような構造を持つ本体は、ごく普通の長さの鉛筆もセット可能だ。ただし、まっさらな標準サイズの鉛筆の場合、筆記時に取り外したキャップの後差しが出来ない可能性はある。
削っていくうちに、自然と短くなった鉛筆を延長活用することが鉛筆ホルダーの使命だ。しかし、昨今はお気に入りの鉛筆を万年筆のようにオシャレに持ち歩く、というようにライフスタイルとモノの位置づけが変わりつつあることをとらえ、積極的に新しいニーズを取り込んだ設計だ。素晴らしい発想だと思う。
標準で付属するショートuni鉛筆ならまったく問題なくキャップの後差しも可能だ。きっと当初からそのつもりで専用uni鉛筆の長さを決めたのだろう。やるな、三菱鉛筆。ユニペンシルホルダーをuni鉛筆と一緒に使用することで、鉛筆単体の本来の太さが増し、筆記時のホールド感もなかなかだ。キャップの後差しでは多少意見は分かれるかもしれないが、重量バランスも決して悪くはない。
専用ショートuni鉛筆(HB)も前述の「小芯MONO」(B)と同じく3本セットで販売中だ。何年か後に、50周年を迎えるトンボ鉛筆には、三菱uni50周年記念モデル以上のユニークな「MONO 50周年記念モデル」やキットの販売を期待したい。短いことを洒落た五十音とのコラボで発売された専用鉛筆「Shoushi-mono」(小芯MONO・小心者)を超える品質と大人の遊び心を期待して止まない。
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付属のショートスケールUNI鉛筆であれば、短くなるまで待たずに、はじめからキャップの後差しが可能だ
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手前、五十音の「ミミック」と三菱鉛筆「ユニペンシルホルダー」。上から、トンボの赤黒鉛筆(標準サイズ)、三菱UNIショートスケール、トンボ鉛筆製 五十音用「小芯MONO」、右端は文具店「五十音」などで販売されている「小芯MONO」の3本セット
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
ユニペンシルホルダー(UPH-8000) |
8400円 |
銀座 伊東屋 |
■ URL
「ユニペンシルホルダー」ニュースリリース(三菱鉛筆)
http://www.mpuni.co.jp/newsrelease/2008/1221717892.html
(ゼロ・ハリ)
2008/10/20 11:03
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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