|
|
|
無線LANでネットにつながる「ワイファイフォトフレーム」
|
|
|
このところ家電量販店の店頭でよく見かけるようになったデジタルフォトフレームだが、9月3日に非常に興味深い製品が発売された。マイアルバムの「ワイファイフォトフレーム」だ。
何が面白いかというと、無線LAN(IEEE 802.11b/g)に対応しており、携帯電話で撮った写真をメールに添付して所定のアドレスに送信することで、デジタルフォトフレームに写真を転送できるのだ。無線LAN機能は、同社のフォトストレージサービス「マイアルバム」のアルバムの写真をスライドショー表示させるためにも使われている。途中でアルバムに写真を追加すると、数十秒遅れでスライドショーに反映されるリアルタイムさも楽しい。
|
専用サイトでは、アドレス帳や無線LANの設定など、文字入力を伴う操作をサポートしてくれる
|
利用にあたっては、最初に専用サイトでユーザー登録をすることになるのだが、このサイトがよくできている。というのも、無線LANを利用する場合、SSIDやWEP/WPAキーなどの設定が必要になるのだが、そもそもキーボードが付いていないこの手のデバイスでは、この作業が非常に大変。苦労して入力したけど一文字間違ってた、なんて時にはマジでブルーになる。その点、ワイファイフォトフレームの場合、専用サイト上にこれらの設定項目の入力フォームが用意されており、設定情報ファイルをダウンロードし、USBメモリやSDカードにコピーして本体に挿せば設定完了する。
フォトフレーム側からケータイに写真を送信することも可能で、送信先のメールアドレスなどは専用サイトで管理できる。また、メールを利用するとなると、スパムの存在が不安だが、ホワイトリストとブラックリストをサイト上で管理できるので、安心して利用できる。専用サイトがケータイからも参照できると、さらにうれしいのだが、そこは今後に期待したい。
|
|
本体上部のボタン類。基本操作はすべてここで行うが、煩雑な部分は専用サイトでも設定できる
|
側面にはSDカードスロットとUSBポートが用意されている。CFカードスロットが存在していた形跡も
|
同種の製品としてはソニーの「VGF-CP1」なんかもあるが、VGF-CP1は本体単体で頑張る感じ。一方、ワイファイフォトフレームは、サーバーに任せられるところはサーバーに任せるという発想で作られているようで、動作が軽快に感じる。なんでも、画面サイズが720×480ドットなので、サーバーから受信する際のデータも720×480ドットになっているんだとか。この方式の難点として、一旦そのサイズに変換されると、後々プリントアウトしたいと思った際に解像度的に厳しくなってしまうので、元データは無くさないようにしたい。
ちなみに、ワイファイフォトフレームは、市販のUSB対応のBluetoothアダプターも認識するように作られており、Bluetooth対応の携帯電話からダイレクトに写真を転送することも可能だ。
デジタルフォトフレームは、ネットにつながると面白い。そう感じさせる一品だ。
製品名 |
発売元 |
価格 |
ワイファイフォトフレーム (W0710B128JP) |
マイアルバム |
2万9800円 (9月末までは2万5800円) |
■ URL
製品情報
http://www.wifiphotoframe.jp/
■ 関連記事
・ メール添付の写真を表示できるデジタルフォトフレーム
(湯野 康隆)
2008/09/09 10:52
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|