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大人の自由研究は永遠に続く! 飼育セットでメダカを観察

メダカのために散財。左上から、テトラ金魚飼育セット、延長コード、メダカ、水草、メダカの砂
 2007年8月、ひょんなことから花屋の店先でメダカを発見。以来、なんとなくメダカを飼いはじめ、1年が経過した。小さめのボトルがいけなかったのか、当初は6匹いたのだが、徐々に死んでゆき、今年の初夏には1匹に。

 その1匹も狭さからのストレスか、水草は丸坊主にするわ、餌をやろうと蓋を開けると跳ねて外に飛び出すわの大暴れ。気の毒になったので、やや大きめの水槽に移そうと考えた。そこで駅前のペットショップにゆき、新しい水草を買うついでに相談したところ、1匹の新居を考えるはずが、メダカが6匹増え(5匹200円だが、網に1匹余分に入ったためおまけしていただいた)、水槽は店員さんのススメにより、浄水器付きの金魚用タイプになっていた。いわゆる「思うツボ」というものにはまったらしい。

 そんなわけで、予想に反して、かなりまともな飼育環境のもとでメダカを飼育することになった。主役となる水槽「テトラ金魚飼育セット」は、水槽容量が約7リットルのプラスチック製で浄水器付き。延長コードが必要になること、電気を消費するようになることなどから導入を躊躇していたが、実際に使用してみるとちょうどよいサイズで、管理も簡単であった。

 専用の浄水フィルタを装着し、水槽内部の水を濾過して循環させる仕組みなので、掃除と酸素供給の一石二鳥だ。水流はつまみで調整可能。最大にするととても気が休まらないであろうほどの水圧になるため、チョロチョロ程度にとどめている。それでも水の流れができることで、水の流れに向かって泳ぐ様が楽しめる。何よりも初心者にも扱いやすい点がうれしい。


ショップで購入したヒメダカ6匹。この後、丸々と成長。飼い主に似るらしい 浄水器を組み立てたところ。これを水槽にかける

洗った砂を敷き、一昼夜おいた汲み置きの水と水草を入れて完成 上からみたところ

 エサを与えながら観賞していたら、“条件”が整ってしまったようで、7月から突如産卵モードに! メダカは自分で卵を食べてしまうというので、とりあえず卵を採取して別のボトルに移したところ、どんどん孵化して驚いたのなんの……。

 小学校時代の記憶ではここまでメダカに接していなかったような気がする。授業でメダカが登場した記憶もほとんどない。つまり、この年になって、初めてメダカの飼育、産卵、孵化、稚魚の飼育を体験しているのだ。

 スペースが限られているため増やすつもりは毛頭なかったのに、毎日のように産卵するので大騒ぎである。それでも稚魚が成長していく様子を観察するのは実に楽しい。メダカの習性について調べてみたり、デジタル一眼レフや動画デジカメを駆使してブログの記事にするなど、大人なりに楽しんでいる。先日は動画デジカメで孵化の瞬間をおさめることに成功し、われながらご満悦。去年から飼育していたメダカも産卵するほどに元気である。ストレスから解放されたのか、水草はちぎらなくなった。

 問題は30~40匹いる稚魚をどうするかだが……。これで水槽が巨大化したら、またしてもショップの思うツボ! と思いながら、「ベランダにビオトープも悪くないかも」と考えているこのごろだ。


水中のパイプから水を吸い上げる。稚魚は吸い込まれてしまうので注意が必要 単独で飼育していたときは意識しなかったが、ヒメダカと見比べて、初めて花屋のメダカが白っぽいことに気がついた!!

フィルタを裏からみたところ。ゴミがろ過されているのがわかる こちらが引越し前のボトル。水草が丸坊主にされている。今思えば思い切り泳げずにかなり窮屈

商品名 発売元 購入価格
テトラ金魚飼育セット テトラジャパン 2100円
メダカの砂 スドー 398円



URL
  テトラジャパン
  http://www.tetra-jp.com/
  スドー
  http://www.sudo.jp/


(すずまり)
2008/08/12 10:53

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