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日本人デザイナーによる「LAMY noto」は定番となるか
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筆者の購入した限定版(黒)は同傾向の色のプロダクトと相性が良い
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限定版LAMY notoが付いていた雑誌「POL OXYGEN」には、デザイナーのインタビュー記事が掲載されている
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LAMY社はユニークかつ機能的なデザインの筆記具を提供しているドイツの著名な筆記具メーカーだ。ThinkPadのデザイン・アドバイザーをしている世界的デザイナー、リチャード・ザッパー氏も「LAMY ダイアログ1」のデザインを手がけた。筆者はこの「LAMY ダイアログ1」を長年愛用している。
今回発表された「LAMY noto」は、LAMY社では初の日本人デザイナーが起用された商品で、深澤直人氏がデザインを担当した。全体的にアールのついた三角柱デザインは、リチャード・ザッパー氏の「LAMY ダイアログ1」と比べて、デザインも実際に筆記する場合の手触りもソフトだ。本体にはプラスチック素材を採用し、コストリダクションに成功している。
筆者の購入したモノは、デザイン雑誌「POL OXYGEN」とセットで販売されている限定版だ。本体にはデザイナーのサインと共にプロダクトロゴがプリントされている。雑誌の中では、深澤氏のインタビュー記事が数ページに渡って掲載されている。
「LAMY noto」の実際の使い勝手だが、機能と見せかけのデザインの微妙なバランスをうまくとった製品だと感じた。リチャード・ザッパー氏の「LAMY ダイアログ1」は、長時間に渡って筆記すると三角柱型のボディのエッジに当たる指先がかなり疲れてくる。
「LAMY noto」は丸みのある三角柱デザインを採用しているせいか、指触りははるかにソフトだ。一方、個体差ではなく意識的な構造であるとは思うが、ペン先を押し出すための親指でのプッシュ操作は、かなり重い。ペン本体をしっかり握っていなければ、スムースな本体が指の間をすり抜けてしまう。少し握力の弱い女性などは多少操作に戸惑うかもしれない。
本体カラーは、ブラック+シルバーのツートン、ブラック、ライトグレー、オレンジ、ライトブルーの全部で5色だ。LAMY notoのような極めて現代的なデザインのボールペンが日本人の手から生まれたことは喜ばしいことだ。
数十年の後、価格的にも近いパーカー社のボールペン「ジョッター」のように世界中の人々から愛され愛用されるベスト・オブ・ベストの商品になっているだろうか。日本人の一人として、興味深い商品とその未来だ。
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本体をえぐった形式のクリップは比較的多く、ブルガリのペンにも似ている
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手前から、LAMY noto、パーカー社のジョッター、ブルガリ、ザッパーデザインのLAMY ダイアログ1。LAMY notoが、ジョッターのように息の長い定番商品になれるか、注目だ
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
LAMY noto(雑誌「POL OXYGEN」限定版) |
1575円 |
銀座 伊東屋 |
■ URL
Webショップ「AssitOn」のLAMY noto販売ページ
http://www.assiston.co.jp/?item=1707
(ゼロ・ハリ)
2008/07/30 10:38
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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