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本日の一品タイトルGIF
汝が欲しいのは、大きなナスか、それとも小さなナスか

まずは箱のサイズ対決。LinkStationの「LS-W1.0TGL/R1」(左)と「LS-WS1.0TGL/R1」(右)
 それまで稼働していたNASに突然アクセスできなくなった。どうも電源周りがおかしいようで、まったくスイッチが入らない。幸い急いで使用するデータはなかったのだが、作業環境としてNASがないのは辛い。新しく購入するにあたり、選択で悩んでいたところ、親切な方がLinkStationの候補2種を貸してくださったのだ。「LS-W1.0TGL/R1」と「LS-WS1.0TGL/R1」である。型番で記述すると紛らわしいので、以下は「LS-W1.0TGL/R1」を「大きなNAS」、「LS-WS1.0TGL/R1」を「小さなNAS」と呼ぶことにする。

 新しいNAS選びのポイントとしては、先進的な機能より、まずはお手頃価格であること、十分な容量があること、バックアップ機能が充実していることを重視したいと考えていた。

 大きなNASも小さなNASも、どちらも500GBのHDDを2台内蔵した1TBという大容量タイプ。PC連動電源機能搭載で、消費電力を80%以上カットしているという。小さなNASなどは90%もカットされ、年間電気代が約1万円節約できるのだとか。Webアクセス機能もなにやら便利そうだし、何よりRAID1対応というのがうれしい。もっとも、今回のように電源自体が壊れてしまったら、ディスクそのものにアクセスできないのだけれど。


親亀・子亀状態にしてみた。LinkStationの「LS-W1.0TGL/R1」(下)と「LS-WS1.0TGL/R1」(上) パッケージの中身

縦に並べたところ

本体を上から眺めたところ
 先に届いたのは小さなNASだった。玄関先で箱受け取ったとき、その軽さに何かの間違いじゃないかと驚いた。中を入れ忘れてるんじゃないのと疑いながら開けてみると、確かに箱が入っていた。マトリョーシカ人形のように箱の中に箱が? となるかと思ったほどだが、実際、ちゃんと製品は入っていた。思わず「ちいさっ!」とつぶやいてしまったほど。

 程なくして大きなNASが届いた。実は狙っていたのはこちら。お値段も手の届く範囲で、機能も十分。省エネタイプだし、HDDが壊れても、フロントパネルを開けて自分でディスク(3.5インチ)を入れ替えられるというメンテナンス性も魅力だ。交換すれば、あとは何事もなかったように使い続けられるのだという。

 届いた箱はさすがに存在感があった。「こんな感じだよね」という確かな実感だ。開けてみるとさすがにディスク2つ分の容量であり、壊れたNASの倍はあるといってもいいだろう。大きくてもお値段は小さなNASの約半分。懐事情を考えれば、小さなNASはチラ見程度で済まされるはずだったのだ。

 が! 届いた瞬間から事情が異なり始めていた。小さなNASを手のひらに乗せて“手乗りNAS”状態を楽しんでいるうちに、かわいくて仕方なくなってしまったのだ。鞄に入れて持ち歩けるほどのサイズ! そこへ届いた大きなNAS。必要以上にサイズ感がクローズアップされてしまったと言っても過言ではないだろう。まさに大きなハンデとなってしまったわけだ。

 両者ともにネットワークに接続してみたところ、新たな違いが発覚した。ファンの音だ。大きなNASはごく一般的なファンの音がする。特に気にするほどでもないが、ファンが回っている稼働音は確認できる。一方、小さなNASはほぼ無音に近い。「ファンレス静音設計」とのことだが、本当に静かだ。この違いがまた小さなNASの存在感を大きくしてしまったのである。

 実に悩ましい問題であった。2つを並べて眺めながら悩んだ末、小さなNASを購入することに決めた。もともと大きなNASを買うつもりでいたくらいだから、大きなNASの性能に不満はないのだ。むしろ、コストパフォーマンスは大きなNASのほうが上だ。しかしあんなに小さなNASを目の当たりにするとね……省スペースがありがたい拙宅の住宅事情も考慮すれば、選びたくなるのは当然……。

 などなど、予算を大幅にオーバーした言い訳をあれこれ考えながらも、小さなNASを眺めながら「かわいー!」とニンマリしている筆者なのであった。


圧倒的なサイズの違いに驚く 背面の比較

小さなNASは簡単に手に乗る! 大きなNASを手に乗せるのはかなり辛い。腕がぷるぷるするので、筋トレにはいいが

小さなNASは、気軽に鞄に入れて持ち歩けちゃう! 大きなNASを持ち歩くのは厳しい……

大きなNASのフロントパネルを開けたところ。簡単にディスクを交換できる 最終的に選んだ小さなNASこと「LS-WS1.0TGL/R1」。ファンレスなだけに、とても静か! しかしボディはかなり熱くなる。この点はPC連動でこまめにON/OFFすることで対処してはどうかと考えているところ

製品名 発売元
LinkStation LS-W1.0TGL/R1
LS-WS1.0TGL/R1
バッファロー

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URL
  LS-W1.0TGL/R1
  http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-wtgl_r1/
  LS-WS1.0TGL/R1
  http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-wsgl_r1/


(すずまり)
2008/07/11 06:32

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