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12本の短針で世界12都市を感じる「ONE WORLD CLOCK」

短針に都市名が記載されたユニークな「ONE WORLD CLOCK」。時差は1時間単位なので分針と秒針は1つで良かったのか、と気づかされる。コロンブスの卵的発想の時計なのだ

心臓部のモジュールなどは一般的な壁掛け時計と変わらない
 この時計、花でも咲いたように短針が12本もついている。それぞれに都市名が書かれているので、それが意味するところはすぐおわかりかと思うが、世界12都市の時間を表わしている。複数都市の時刻を同時に見るには、ダブルフェイスのように都市分の文字盤が必要な印象があったのだが、これは実にユニーク!

 「TOKYO」の位置を見ると9の少し手前。つまり9時前。実際に長針とあわせてみると、8時46分ごろだ。そんな感じで見てみると、SYDNEYは10時46分で、LONDONは11時46分なんだな、と読み取れる。時差は1時間ごとに設定されており、分針の指す時間は世界共通である点が、この時計のポイントだ。

 ただし、ここでわかるのはあくまでも“何時何分か”ということで、“何日であるか”までは反映されていないので注意が必要だ。世界の東の果てである日本を基準にすると、日付ではまだ昨日という都市が多い。また、構造上当然かもしれないが、サマータイムを採用している都市でもサマータイムは反映されないので夏場は注意が必要だ。

 「どうせなら何日の何曜日かまで知りたい!」と思うかもしれないが、この時計にそれを望むのはヤボってものだろう。世界が1つだと感じることがこの時計のコンセプトなのだから。日本時間が変化するのと同時に、世界の時間も一緒に変化している。それを感じることが大事なのだ。

 眺めながら、シドニーはどんな天気なんだろうか、ニューヨークのビジネスマンたちは今どうしているだろうか、メキシコのアミーゴは陽気に笑っているだろうか(知り合いいないけど)、ドバイは今日もウルトラリッチに違いない……などと想像すると面白い。


スタンド内蔵 日本の片隅で、ざっくりと世界を妄想できる

商品名 購入価格 発売元
世界が一つの世界時計
ONE WORLD CLOCK
1万500円 チームラボ



URL
  「“世界が一つの世界時計” ONE WORLD CLOCK」製品情報
  http://www.team-lab.net/clock01.html


(すずまり)
2008/06/25 10:53

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