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iPod nanoを軽量強靭な「アルミ仮面」にする!
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アルミのテクスチャが好きな人にはもってこいのデザイン
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iPodは価格と品質の関係が正直なハードウェアだ。サイズ最大かつ重くて高いiPod touchから、最小最軽量で廉価版のiPod shuffleまで、音質も価格にきれいに比例する。
初代iPodから使い始めて、購入したiPodの種類と数が増えれば増えるほど、その印象は筆者の中で確実なものとなっていった。ある面、非常に正しいプロダクト・ライン管理ができているとも言える。
ミーハーな筆者は、iPod touchを発売日に名前の刻印入りで注文したが、ふだんの通勤時にムービーを見る機会は皆無だった。購入後1週間を経過すると、ただ目新しさだけで自慢できる犠牲者候補も見あたらなくなった。今では、大きく重く、表裏ともベタベタと指紋がやけに目立つiPod touchをどう処分するかが、筆者の頭を悩ませる問題の1つとなった。
iPod touchはすぐに投げ出してしまったが、同時に購入したワイフのiPod nanoが余っていたので、これを筆者が引き続き使用することとなった。今回ご紹介するのは、そのiPod nanoの専用ケースだ。
ファクタスデザイン社の「ファクトロン・Quattro BASE v2」は、単なるケースではあるが、nanoとさほど変わらない価格で販売されている。無垢のジュラルミン削り出し、nano 3Gの専用ケースだ。表面と背面の2枚のジュラルミン削り出しのパーツは、その間にnanoをサンドイッチし、完璧な接合を実現している。ネジ留めしたケースを装着したままで、同期も充電も可能だ(ただし、クレイドルに載せての同期・充電はできない)。
なお、筆者はnanoをジーンズのベルトループに固定して持ち歩こうと考えて、専用のオプションクリップ(カラビナ型のステンレス製)を同時に購入したが、これは筆者にとっては失敗だった。このオプションクリップはステンレス製で強靭ではあるが、それなりに重量もあり、ジュラルミン製で超軽量のQuattro BASE v2の長所を大きく損なうことになってしまった。
さて、Quattro BASE v2を装着し、なかなか精悍なイメージに変身した筆者のnanoであるが、もう1つ欠点があった。当然アップルiPod専用のヘッドフォンのプラグ挿抜操作は問題ないと思うが、筆者が愛用しているShure社のE500PTHではジュラルミン削り出しの部分が極めてタイトで、かなりの力でプラグを押し込まないと機能しない。
iPod本体と同価格帯でオプションケースを作る気合いがあるのなら、想定購入ユーザーセグメントの分析をより緻密に行ない、市場でハイエンドヘッドフォンと呼ばれている何機種かの物理的な対応テストも行なっておくべきだろう。デザインとマーケティングは切ることのできない関係なのだ。それ以外の点においては極めて快適なケースだと言える。
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精密かつ丁寧な仕上がり。高価だが持つ喜びがある
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ステンレス製で重いカラビナ(オプション)は筆者には不要だった。一部のイヤフォン・プラグが挿入しにくいので、iPod純正以外のイヤフォンを使用しているユーザーは注意が必要だ
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
Quattro BASE v2 |
13,500円 |
ファクトロンオンラインショップ |
■ URL
ファクトロン「Quattro BASE v2」(ファクトロンオンラインショップ)
http://factron.net/quattro_base.html
(ゼロ・ハリ)
2008/06/02 10:55
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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