連載バックナンバー
■
Bluetoothで音楽を飛ばして楽しむ。ヤマハ「NX-B02」
[2009/06/26]
■
サンワサプライのWeb限定商品「Miniトラックボールマウス」
[2009/06/25]
■
コンパクトな光学ディスク専用プリンター「CW-E60」
[2009/06/24]
■
長すぎるマウスケーブルをがっちり固定「マウスアンカー」
[2009/06/23]
■
ポートの見分けやすさはピカイチ「表彰台USBハブ」
[2009/06/22]
■
ずっと使いたいカメラケースはオーダーメイドで
[2009/06/19]
■
クリック専用デバイス? 指先で使う超小型トラックボール
[2009/06/18]
■
「光センサースイッチ」で暗いときに電源をオン!
[2009/06/17]
■
天井と壁面、どちらにも取り付けられるロジテックのLANカメラ
[2009/06/16]
■
サルでも使える? amadanaのポケットビデオカメラ「SAL」
[2009/06/15]
■
2009年6月
■
2009年5月
■
2009年4月
■
2009年3月
■
2009年2月
■
2009年1月
■
2008年
■
2007年
■
2006年
■
2005年
■
2004年
■
2003年
■
2002年
■
2001年
■
2000年
シビれるアートを描きたい方のボールペン「しびれっぺんジジ」
超感覚アートペン「しびれっぺんジジ」
「しびれっぺんジジ」は、直径2.5cmほどの太さを持つボールペン
筆者の知人の何人かはプロのイラストレータである。イラストレータなのでとにかく絵が上手い。サラサラっと落書き程度に描くにしても、すべてがまさに“絵になっている”のである。日常生活においてハンデを感じることはないが、子供相手では別だ。
共通の知人宅で、その娘さん(5歳)に「一緒にお絵かきしよう!」とせがまれたときのこと。イラストレータの知人はあっという間に子供におなじみキャラクタを描きあげてゆく。そのかわいさに、子供の顔にも笑みが浮かぶというものだ。一方の筆者は、とっさに描けるものがない。そもそもそのような資質もないのだが。仕方がないので米粒を描き、それに目とヒゲをつけて「ミジンコ!」と言ってみた。
彼女の反応は極めて鈍かった。そして言った。「なにこれー?」「ミジンコだよ~ぅ」 5歳の子供がミジンコなど知る由もないのは承知の上だ。すると一瞬の沈黙の後「ダメーっ!」と言いながら、筆者の手により生み出された渾身の「ミジンコ」の上に、大きなバッテンをつけたのであった。嗚呼、なんてかわいそうなミジンコ……。
バラエティショップでこの製品を見た瞬間、その当時の記憶が鮮明に蘇ってきたのであった。このペンの肩書きは「超感覚アートペン」。これなら自分にも何かが生み出せそうな気がしたのである。
「しびれっぺんジジ」は、ボディ内に単三乾電池を1本格納できるようになっている。ペンの背にあるスイッチを時計回りに回転させると電源が入り、ブルブルと激しく振動する。
そのペン先から繰り出されるのは、クルクルと細かい円で構成された線だ。ペン先に近いほうを持つか(下段持ち)、スイッチに近い部分を持つか(上段持ち)で、クルクルの大きさが変わる。「で?」と言ってはいけない。このクルクルがポイントだからである。絵心のある方なら、点画のようなアーティスティックな作品を生み出すことができるのだ。
トライしてみたところ、筆者の野望はあっけなく打ち砕かれ、ただひたすら手がしびれるペンになってしまった。しかし、ボールペンを抜いた状態で、ペン先を手のツボに押し付けると気持ちいいことを発見したのでヨシとしたい。特に背中など、普段手の届かない位置にあるツボも刺激できるのでなかなか重宝するのだ。注意書きには「筆記以外には使用しないでください」とあるが、それは無茶なお願いだ。いっそのこと、「オモシロアートもかけるマッサージペン」にしていただきたいくらいである。
ちなみに、姪っ子(当時3歳くらい)のお絵かきに付き合っていたときのこと。ひたすらヒョロヒョロとした線を引き続ける姪っ子に質問した。
「ねぇ、これなぁに?」
「ひも」
そう答え、そのまま彼女は再び線を引き続けた。あの頃の彼女に持たせたら、どんなシュールな「ひも画」が出来たかと今更ながらに考える次第だ。
単三乾電池が1本セットされているので、すぐ使える
こちらがスイッチ
握るとかなりの振動が伝わってくる。指先の血行がよくなりそうである
あらかじめ黒いボールぺンがセットされており、交換用に赤いペン先も用意されている
ノートを広げ、思いつくままに描いてみた。確かにブルブルしながらクルクルのラインになったが……
自身の絵心のなさを再確認
商品名・製品名
発売元・製造元
購入価格
購入場所
しびれっぺんジジ
ユーメイト
819円
SUNROOJU
■
URL
ユーメイト
http://www.u-mate.net/
(すずまり)
2008/04/23 10:37
ケータイ Watchホームページ
ケータイWatch編集部
k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.