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箱庭型スモールAVシステムに最適! オーディオテクニカの吊り下げスピーカー
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iPodと組み合わせてのデスクトップ使用でも、音質向上に一役買ってくれる
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昨年暮れ、ソニーの超薄型有機ELテレビを買うつもりでいた筆者だが、少量限定出荷のためか人気があり過ぎるのか、店頭在庫にお目にかかれないのはもちろん、Web予約をする機会にすらなかなか恵まれないでいた。在庫切れが続く12月中旬、やっとWebサイトで購入可能になった時に速攻で買い物かごに投入した。
しかし、登録しているクレジットカード情報と現在のクレジットカードの有効期限が一致しなかったことから、決済をリジェクトされてしまった。カードが更新された際に情報修正をしておかなかった筆者が悪いのだが、Webサイトのエラーメッセージは、「決済処理でエラーが生じた」の一点張りで、当初はエラーの理由がわからなかった。正確な理由がわかったのは、その後Webサイトのサポート担当者と電話で話した時だ。
製品そのものにはまったく関係のないことではあるが、購買意欲というのは、こうした些細なことで減退することがある。結局、現在持っているDVD付き小型液晶TVを音響面でアップグレードしてもう少し使い続けることを決意。理想のスピーカー探しに師走の上野に出かけた。しかし、デスクトップの小型AV装置に似合うクオリティの良いスピーカーシステムは、日本製品には意外と少ないのだ。
そんな中、オーディオテクニカ社は極めてセンスの良い商品を発売する、筆者が大好きなオーディオメーカーの1つだ。以前、同社から発売されていたミニタワー型で、一見して食虫植物のようなイメージの超小型スピーカーがあったが、買おう買おうと思っているうちに製造停止になってしまい残念な思いをしたことがある。なぜか、こういう良いモノに限って衝動買いをしていないのだ。
その製品の直系後継機種ではないかもしれないが、ほぼ同価格帯で発売されていた吊り下げ型スピーカー「AT-DSP190」を上野のヨドバシカメラで見つけ、今回は衝動買いしてしまった。
筆者の机の上にセットしたAT-DSP190は、多少旧型ではあるが角丸デザインの日立製DVD内蔵小型液晶TVとは非常によくマッチする。筆者は、原稿を書くときや仕事のレポートを書くときには必ずBGMやBGVが必要な質だ。しかし、アウトドアでは装着していることをあまり意識することもないヘッドフォンやイヤフォンが、室内利用では全く馴染めない。そんな筆者は、インハウスでは100%スピーカー派なのだ。
BGMやBGVでの使用が前提なら、極端に大音量は不要だ。むしろ、「小さい音量の時のクオリティが極めて高いこと」がスピーカーに求められる絶対要件になってくる。アンプ内蔵の「AT-DSP190」は、まさにそういう環境のための高品位スピーカーだ。
以前買いそこねたスピーカーと同じように、吊り下げ型スピーカーもどことなく植物的な雰囲気を醸し出している。日本製品とは思えないユニークなデザインは、どれも同じような、当たりさわりのないデザインが溢れる大半の国内製品とは一線を画す個性だ。
「AT-DSP190」は、高品位な音とデザインチャレンジの“気”が光る、買って損のない逸品の最右翼だろう。
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黒モデルなら全く問題ないが、ホワイトモデルでは超違和感がある、黒いACアダプタ。コストの問題は理解できるが、ここまでデザインにこだわったのなら、ACアダプタも考えてほしかった
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筆者のデスクトップ・ミニ・AVシステム。パソコン越しにちょうどTVが見える配置だ。筆者の場合、パソコンでDVD再生は行なわない
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商品名 |
購入価格 |
発売元 |
デジタルパワードスピーカー「AT-DSP190」 |
21,000円 |
オーディオテクニカ |
■ URL
デジタルパワードスピーカー「AT-DSP190」製品情報(オーディオテクニカ)
http://www.audio-technica.co.jp/atj/sc/at-dsp/
(ゼロ・ハリ)
2008/03/11 10:48
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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