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浪人回しじゃなくてペン回し用ボールペン「PEN’Z GEAR」
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PEN'Z GEARは現在12種類。01と02の2本を購入
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重りは自由に組み替えることができ、重量とバランスを調整できる
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インターネットもない今からずっと昔、突如としてペン回しが流行った時期があった。ちょうどその頃に中高生くらいの年代なら、自分で回さなくても、指先をはじいてペンを回している友達のひとりくらい、クラスにはいたはずだ。ちなみに、自分の学校では「えんぴつ回し」と呼ばれていた。学校によっては「浪人回し」や「貧乏回し」と呼んでいたところもあったはずだ。
そんなペン回しもインターネットの時代になり、各学校で微妙に違っていた技にはさまざまな名前がつけられ、自分も知らない技がネットに集大成されている。そして、いつのまにか日本ペン回し協会なるものまで登場していた。
協会ができてネットで基本技術が披露されているところまで知ってはいたが、今度は協会公認のペン「PEN'Z GEAR」ができるという。ニュースを聞き、どんなものかすぐに買ってみた。当時、少しはうまく回していたと自負している自分だけに、どんなペンか気になるものである。
ペン回しといえば、技術もさることながら、ペンのバランスも重要。筆者も昔、回しやすいペンとそうでないペンがあることはわかっていたが、それ専用に作られたのだから、さぞかしやりやすいだろうと思っていた。
現物を入手、早速回してみると、あれっ、うまくいかない。どうやら、バランスが良すぎて、もともと重心に偏りのあるペンに慣れた手ではうまくいかないのだ。重心を意識しながら、ペンを長めに持ち、ゆっくり回していくとすぐにできるようになった。
両端はやわらかいゴムになっており、ペンを落としたときでも机が傷つきにくいばかりか、騒音も控えめになる。ペンを回して、ノートに点状の跡をたくさん作ってしまったり、授業中に「うるさい」と怒られた経験のある人からすれば、ぜひ当時に欲しかったペンだ。
ペンは重量が変えられ、重りの数で片方に重心を寄せることも可能。サイズが通常のペンよりも長めで、動きもゆっくりと安定するため、高度な技に挑戦しやすいこともわかった。
ペンとしては、何の工夫もないボールペンが入っているが、しばらくは通常のペンとして使いながら、間をみてペン回しに挑んでみたいと思う。
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中身のペンは片方にボールペンが仕込まれる。書き味は文具メーカー普及品よりも少し劣る程度
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事務用ボールペンよりも長いPEN'Z GEAR
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早速回してみる。マルチ発光でよくわかりにくいが、回し方は“ノーマル”
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筆者にとっては別の中学校から突如伝来した“ソニック”回し
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商品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
PEN'Z GEAR |
タカラトミー |
420円 |
ヨドバシカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.takaratomy.co.jp/products/penzgear/
(江須田)
2008/02/29 10:50
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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