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「人生銀行」シリーズ最新作。組立て式硬貨選別機で遊ぶ
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最も標準的な組み合わせ。右上から投入されたコインは、スロープを下り、種別によって各ポケットに落ちていく
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国民1人あたりの平均クレジットカード保有枚数が3枚に迫り、EdyやSuicaなど、多種多様な電子マネーが拡大する21世紀の日本。切符の自動販売機に並ぶこともなくなり、小銭が活躍する場が縮小しつつあるように思える。
ところが、そんな日本で小銭を貯めるためのアイテム、貯金箱ブームが起きている。ゲーム感覚で貯金ができる貯金箱、「人生銀行」がブームの火付け役。タカラトミーでは、ヒットを受けて1円玉を貯める「人生銀行ONE」、貯金をさぼると警告音が鳴り、最後は爆発(?)して小銭がばらまかれる「貯金爆弾」など人生銀行シリーズ商品を次々に発売。現在、シリーズでの出荷累計は約46万個に上るという。その人生銀行シリーズ最新作が、今回ご紹介する「コインコロン」だ。
「コインコロン」は、小銭を多く扱う事業所などで利用する硬貨選別収納機を遊びに変えた、エンターテイメント貯金装置だ。業務用の硬貨選別収納機は安くても10万円近くする。コインコロンは4,987円と、硬貨選別収納機の20分の1以下の価格でコインの選別を楽しめる上、少しずつ貯金もできるシステムだ。さらに、措置の各機能パーツの配置を、ある程度の制限はあるものの、比較的簡単に変更もできる。
パッケージ内にはA4サイズのプラスチック製のパネルが2枚入っている。販売元が提案する3つのパターンである「レギュラー」、「タワー」、「ナイアガラ」を構築するのに必要なその他の多くのパーツも収納されている。ユーザーはこれらのパーツを説明書の指示通り組み立てることで、前述の3種類の貯金装置を短時間で組み上げることができる。
個々のパーツの機能や動作、コイン選別のメカニズムが理解できれば、現在のレイアウトに変更を加えたり、ゆくゆくはオリジナルな配列の貯金装置を創り上げることも夢ではないだろう。
筆者のように、小銭入れを絶対に持たない習慣のある人間にとって、コインコロンは翌日ポケットに入れて持ってゆく最低限の小銭とそれ以外を簡単に選別してくれる便利な装置だ。1円玉から500円玉までのコインが混じった中とはいえ、100円玉2枚をその中から拾い上げるのはさして難しい作業ではない。また、EdyやSuicaを最大限に活用すれば、小銭とは永遠に縁を切ることも可能だろう。
しかし、コインコロンは現在の流れを変えずに、誰もが日常普通に行なっていることをあえてエンターテイメントに変える装置なのだ。これを「無駄」と見るか「楽しい」と見るかでその価値は変わるだろう。
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プラモデルを組み立てる要領で、大量の各パーツを取り外し種別に分ける
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A4サイズのボードにパーツを固定し、コインのジェットコースターコースを作り上げる
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硬貨の種類によって最終のポットに収まる直前のパフォーマンスは異なる。キャリーポケットにより落下してゆく100円玉(左上)、ループスライダーを通過して落ちてゆく10円玉(右上)、ゴールドフラグを揚げて落下する500円玉(左下)、最後に各コインは専用のコインポットに入っていく
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商品名 |
標準価格 |
発売元 |
人生銀行「コインコロン」 |
4,987円 |
タカラトミー |
■ URL
「人生銀行」シリーズ商品情報
http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei-ginko/
(ゼロ・ハリ)
2008/01/17 10:57
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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