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せっかくデジタルならPCにつなげるテスターが欲しい

ふつうに見れば、ただのデジタルのテスターに見える
 電子機器をさわる者としては、ぜひとも持っていたいのがテスターだ。パソコンをさわるだけなら不要かもしれないが……電化製品と関わるためには、ぜひぜひ持っていたいものだ。

 そんなテスターも最近はデジタルタイプが主流で、オートレンジで簡単に測定ができるメリットのほか、アナログタイプでは絶対無理な低容量コンデンサの容量測定ができたり、電流、電圧以外の測定もできて便利。まさに“デジタルマルチメーター”という最近の呼び名に納得してしまうほど便利だ。

 そして、デジタルならパソコンにつなぎたくなるのが人情。測定結果をちょっとパソコンに転送してくれても良さそうなものだ。そこでパソコン転送に対応したテスターを探すと、海外メーカーのお求めやすい製品の中から見つけたのが、MASTECHの「MAS344」だ。価格は秋葉原の秋月電子で3,850円。

 パソコンに転送してくれれば、測定した結果をメモしておくこともないばかりか、時間経過と測定数値の変化というものを正確に記録することができる。

 とはいえ、筆者のような使い道ではなかなか実用的な用途は見当たりにくい。思いついたのは、家庭の電源の電圧変動を監視すること。しばらく測ってみると、100Vピッタリではなく、変動していることがよくわかる。これを測定するのに実際にテスターとにらめっこでは変動に見落としがあったりするし、そもそも何時間も人間が連続監視するのはかなりつらい。これこそパソコン接続テスターの用途ではなかろうか。

 不満といえば、接続がシリアルポートであること。USB接続対応機種もあるが機種がかなり限られてくる。どうやらテスターはデジタルといってもパソコン関連品よりはるかにモデルサイクルが長く、USBなんて新しすぎるインターフェイスなのかもしれない。

 「MAS344」はまた、パソコン転送というだけでなく、コンデンサの容量測定だけでなく、トランジスタのhfeも測定できる。オーディオアンプの自作などでは、トランジスタのペアを作ったり、フィルタの定数を少し正確に決めたい場合には重宝するだろう。


トランジスタのhfe測定も可能。オーディオ自作派はぜひ! コンデンサの容量測定も挿せばすぐできる

付属のシリアルケーブルでパソコンと接続する。最近のノートPCなら、USB-シリアル変換を使うしかないだろう 測定ソフトは簡易的なものだが、グラフ化や、PSV形式での書き出しもできて応用範囲が広い。家庭の電源の変動もひと目でわかる

データをCSV形式で書き出せるので、データの活用も自在だ 表にして印刷もできる グラフの印刷も可能だ

製品名 製造元 購入価格 購入場所
デジタルマルチメーター「MAS344」 MASTECH 3,850円 秋月電子



URL
  MASTECH
  http://www.p-mastech.com/


(江須田)
2007/12/21 11:02

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