本日の一品ハイバックタイプで座り心地抜群のエルゴチェア「バロン」

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ハイバックタイプで座り心地抜群のエルゴチェア「バロン」

エルゴチェア「バロン」本体。筆者が購入したのはエクストラハイバック・可動ヘッドレスト・可動肘付・シルバーフレーム・メッシュシート仕様で、お値段10万1,900円ナリ。色はブラック

　数年来愛用していたチェアの背もたれが根元からポキッと折れるという事件が発生し、後継となるチェアを急いで探さねばならない羽目になった。チェアという製品自体、頻繁に買い替えるものではない上、チェアに座って過ごす時間が年々増加していることを考慮し、いっちょ奮発してグレードの高い製品を買おうと考えた筆者である。

　筆者がチェアを選ぶ際にこだわる条件は2つ。ひとつはハイバックタイプであること。背面が後頭部の位置まで高く伸びたハイバックタイプのチェアであれば、頭痛や肩こりの症状がある場合でも、頭をもたれかけさせることで、それらの症状が緩和されやすい。偏頭痛持ちの筆者にとって、これは重要なポイントである。

　もうひとつは、背面がメッシュタイプであること。寒暖の調整にすぐれたこの仕様は、最近では廉価なチェアにも装備されるようになったが、夏場に汗をかきやすい筆者としてはやはり欠かせない仕様のひとつだ。10年以上前、安物の合皮製チェアを買って熱のこもり具合に悩まされたことからも、メッシュ仕様の背面は譲れないポイントとして挙げられる。

　今回、これらの条件を満たす製品としてチョイスしたのは、オカムラ製のエルゴノミクスチェア「バロン」だ。国産アーロンチェアとでも言うべき本製品は、カールした幅広タイプのヘッドレストを有しており、もたれかかった時に抜群の安定感を誇る。ヘッドレストの高さ調整も可能であるなど、首周りのサポート機能は同種の製品の中でもピカイチだと言える。背面はもちろん座面もメッシュ仕様で、通気性に優れている。

　ユニークなのはアームレスト部だ。本製品のアームレストは、上下の可動はもちろんのこと、内側にスイングできる特殊な仕様となっている。本製品を使うようになって初めて、アームレストというのは内側向きにすることで腕をサポートしやすくなるということを知った。個人的には、高さ調整がもう少し小刻みに行なえるとよいと感じるが、それは贅沢というものだろう。

　リクライニングの強弱調整といった機能も使いやすく、満足度は非常に高い。座り心地を考慮して座面に低反発クッションを敷いたことを除けば、デフォルトで非常によい使い心地を味わわせてもらっている。このチェアとはこれから長い付き合いになりそうだ。


正面から見たところ。海外製のアーロンチェアなどと比べると、幅はやや狭め	上下に可動するヘッドレスト。今回はチョイスしなかったが、ハンガーの取り付けも可能だ	上下調節はもちろんのこと、内側にスイング可能なアームレスト。肩凝りの防止にも最適


右側面。座面上下、座面スライド、リクライニング強弱調整が可能	左側面。リクライニングのロック有無、座面スライドが可能

製品名発売元購入価格

バロンCP81CR　エクストラハイバックオカムラ 10万1,900円

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 http://www.okamura.co.jp/product/seating/baron/sp/

（山口真弘）
2007/11/29 10:59

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