本日の一品これからの季節、風邪予防や花粉症対策に「超音波吸入器」

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これからの季節、風邪予防や花粉症対策に「超音波吸入器」

パーツ一式。手前中央の「白い筒」を本体上部の穴へ差し込み、蒸気の偏りや温度調節を行なう仕組み

　子どものときから、アレルギー性鼻炎。空気中を浮遊するほとんどのアレルギー物質に反応する人生を送ってきた筆者だったが、ここにきて子どもまでアレルギー性鼻炎が悪化。今年こそ、風邪が流行る前に吸入器を購入しようと決意した。

　調べてみると家庭用吸入器には、湯気が出てくる「スチーム式」、霧吹き原理の「ジェット式」、「超音波式」が存在する。耳鼻科などでは薬剤噴霧が目的だが、家庭では「暖めてラクにする」ことが吸入器の目的。したがってどのタイプも、霧の温度は40度前後が主流。それでも、一定サイズ以下の霧であれば、継続的に利用することで、鼻や喉の繊毛強化を促進するという。

　どの方式も価格にさほど差はなかったが、スチーム式は吸入器に寄りかかったりすると機械が倒れ、顔に湯がかかる恐れがあるため、子ども用としては却下。ジェット式よりも超音波式の方が、細かな霧を安定して作れるぶん値段が高いようだが、なんと低価格な超音波式を発見！　しかも医療用具承認も受けているという。早速購入したのが「超音波温熱吸入器　ホットシャワー3」だ。

　「吸入液には水・生理食塩水を使用」とのことなので、届いてすぐに水道水で試してみたが、むせて咳が止まらない。水道水のカルキが蒸気になって、喉や鼻のちょうどイヤなポイントを刺激する感じだ。説明書を再読すると「むせやすい方は……生理食塩水をお試しください」とあり、親切なことに食塩水の作り方まで書いてある。

　早速、食塩水でリベンジしてみると、実にいい感じである。スイッチONから15秒で霧が出るのもいい。寒気がして喉がやや痛いような風邪の引き始めに使ってみたら、なんと風邪を引かずに済んだ。万一風邪を引いたときも、この蒸気で鼻水や痰がキレやすくなり、呼吸も楽になるはずだ。鼻炎歴9年の子どもに使わせてみると、大変に気持ちがいいそうで、購入から2週間がたった今となっては、勝手に食塩水を作って使うまでになった。これで、今年の冬は、我が家の風邪も下火になることを祈る！


本体の底面には、4カ所に足錨型のゴムが貼り付けられていて滑りにくい	組み立てた本体。スイッチを入れて15秒で蒸気が出てくるので、好きなときにすぐ使える


吸入液カップのピンク色の線まで、生理食塩水を注いで使用する。右側のファンが回転して、蒸気が拡散する仕組み	取扱説明書には、生理食塩水の作り方まで書いてある

製品名発売元購入価格購入場所

超音波温熱吸入器　ホットシャワー3 エー・アンド・デイ 6,458円ランドクラブ

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 http://www.aandd.co.jp/adhome/products/hhc/un133a.html

（関根祐）
2007/11/12 10:47

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