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限定版のLAMY万年筆を、究極の限定フルブラック・モデルに!
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ペン先とクリップを交換して全身真っ黒モデルにカスタマイズしたLAMY社のサファリ(上)、下はペリカンのペリカーノ・ブラック(下)
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「限定版」とか「リミテッド・エディション」などの謳い文句で、物欲を刺激する商品は後を絶たない。筆者の場合、仕事でそういうことを仕掛ける側に関わった経験もあるのだが、自分でも信じられないくらいそうした「誘惑の言葉」に弱く、販売会社にとっては理想的コンシューマと評価される部類だろう。
文具の世界ももちろん例外ではなく、毎年毎年、何らかの理由をつけて、あるいは何の理由もなく、その年の限定商品を発売する筆記具メーカーも多い。目的はいろいろあるだろうが、時には総販売目標を達成するための単なる手段であったり、商品企画者の単なる趣味だったり、対コンペ対抗戦略だったりというケースもあり、企画主旨はさまざまだ。いずれにせよ、既存商品のパーツの組み合わせを替える、あるいは外観色の変更程度であれば大したコストアップもなく、製品イメージの高揚やブランドにも貢献する可能性がある。
筆者が昔から普段使いにしている万年筆の1つに、独LAMY社のサファリがある。LAMY社も、毎年何らかの理由をつけて限定版モデルを発表して楽しませてくれる筆記具メーカーだ。サファリ万年筆の一般的な外観カラーは、赤・黄・青・黒・スケルトンなどがあるが、時おり販売店オリジナルモデルの特別カラー商品なども登場する。
2007年の限定品モデルはブラックとホワイトだが、筆者はレギュラーモデル(艶消しブラック)とは異なる艶のあるタイプ「シャイニーブラック」の限定品モデルを発売日に衝動買いした。衝動買いしたため、購入時にはよく確認していなくて購入後に気がついたのだが、シャイニーブラックの限定品は、ペン先とクリップの両方がクローム(銀色)なのだ。
幸い、筆者は何本かのサファリ万年筆を持っていたので、以前購入したイエローモデルのペン先(黒)とクリップ部分(黒)を取り外し、新しいシャイニーブラックモデルに取り付けた。これで、本体からペン先、クリップに至るまで端から端まで“輝く真っ黒け”の超限定「シャイニー・フルブラック・モデル」が完成した。デザイン的には賛否両論があるだろうが、同一仕様のパーツを使っていると、ユーザーサイドでもこの手の改造が手軽にできるところが素晴らしい。
なお、ニブ(ペン先)や専用クリップを取り外すのは比較的短時間でできるが、ある程度、分解・組立の慣れが必要だ。最悪の場合、商品が壊れたりする可能性もある。この手の改造を行なう方は自己責任でチャレンジすることが必要だ。
誰も気付かない些細な変更だが、200%の自己満足が得られるところが素晴らしい。少なくとも2007年限定品のブラックモデルより数少ないシャイニー・フルブラック・モデルは筆者の愛用ペンになりそうだ。
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2007年限定シャイニーブラックモデルのペン先とクリップを、レギュラーモデルのペン先とクリップに交換。作業は自己責任で慎重に
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端から端まで真っ黒けのMyシャイニー・フルブラック・モデル万年筆が完成
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
LAMY社サファリ2007年限定品 ブラックモデル自己改造版 |
3,990円(改造費別) |
銀座 伊東屋 |
(ゼロ・ハリ)
2007/10/16 10:39
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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