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体組成計「InnerScan50V」で、脂肪が燃えやすい健康的な体を目指す!
TANITAの「InnerScan50V」
サイズはD381×W332×H52mmで約2.6kg。意外と軽い。付属品は取扱説明書とエクササイズDVD、ならびに単3乾電池4本
実は近所のサーキットトレーニングジムに通っている。1分間ずつ11種類の筋トレやさまざま有酸素運動を休みなく行なうジムなのだ。通常コースは1回11分を3周。すると、着ていたTシャツが絞れるほど汗をかく。なぜジムに通うようになったかといえば、それはもちろんシェイプアップ目的だ!! 長い年月をかけて蓄積したセルライトをなんとかしたい! とまぁこのような見た目の改善もさることながら、運動不足解消、および話題のメタボリックシンドローム予防や、脂肪を蓄えることでリスクが高まる婦人科系の疾患を予防するという目的もある。そういうことに気を配らなくてはならない年齢層に突入しているから仕方がない。
そのジムには、好きなタイミングで体重や体脂肪を計測できるよう、体組成計(OMRONのカラダスキャン HBF-362)がおいてある。これをおっかなびっくり使っているうちに、すっかり気に入ってしまった。自宅にも体脂肪を量れる体重計はあるが、体重と体脂肪のみ。しかし体組成計なら、腕や足、体幹の状態がわかり、果ては基礎代謝量や内臓脂肪レベル、体年齢なども教えてくれるのだ。そこで、ジムにいけない日も自宅で使えるよう買い替えをもくろんだ。どうせなら違う製品にしようと考えた末選んだのが、今回ご紹介するTANITAの「InnerScan50V」というわけだ。
「InnerScan50V」は最大150kgまで、50g単位(100~150kgは100g単位)で計測できる体組成計で、最新のリアクタンス技術により、細胞内液と外液のバランスを測定。体重、体脂肪、全身の筋肉量、基礎代謝量、体内年齢、内臓脂肪レベル、各部位の脂肪率とスコア、各部位の筋肉量とスコアをパネルに表示してくれる。パネルでは、「標準、やや過剰、過剰」「燃えにくい、標準、燃えやすい」「やせ、-標準、+標準、軽肥満、肥満」など、算出された数値の意味が視覚的にわかるよう工夫されている。用語情報など、さらに細かい情報は付属の取扱説明書にも記載されている点もありがたい。
単3形乾電池4本で駆動し、4人分のデータを登録可能(ゲスト測定も可能)。過去データは、前回値、1~2週間前、1~12カ月前といったパターンで呼び出し、ボタンにより、簡単に表示データの切り替えが可能となっている。また、これまでの体重計がただ“乗るだけ”だったのに対し、リール付きの電極を両手で持ち、腰の高さでキープするというスタイルに変わった。体重を測定した後、順番に体内を測定している様子が、表示部で確認できる。測定完了までの時間はかかるようになったが、そこから得られる情報量は格段にアップしたというわけだ。
操作部(表示部)。数値の意味を示すガイドと、情報を呼び出しやすいボタンが並ぶ
単3乾電池を本体裏側にセット
リール付きで取り外して使う。ハンドルは電極がある
さらに、特徴的なのが「アスリートモード」の搭載。取扱説明書によれば、「アスリートモード」とは、「1週間に12時間以上のトレーニングを行なっている方、体育会やスポーツ事業団に所属し、協議会等を目指している方、プロスポーツ選手、ボディビルダーのように、筋肉量が多くなるようなトレーニングを行なっている方」をさすという。確かに運動不足な人種とスポーツ選手の組成を、同じものさしで測るのはムリがあるということだろう。日本が世界に誇る柔道無差別級の金メダリストをみれば、彼らの脂肪とわれわれの脂肪は“その存在の意味が違う”ということがわかろうというものだ! (アスリートモードとしての意味では間違っているだろうが)。
さて、地域設定や個人データの登録を済ませ、いざ計測! とばかりに乗ってみてがっくり。ジムで見る数値にもまして手厳しい結果が! 一応筋肉は並以上あるが、足の筋肉量がやや弱い。さらに筋肉量に負けず劣らず体脂肪もたっぷり蓄積。取扱説明書によれば、筆者のような組成は「かた太りタイプ」というらしい……。「太り」という字が悲しいじゃないか。基礎代謝量も1,400kcal以上あるので、年齢の割りに燃焼しやすいタイプとばかり思っていたが、実はまだまだ燃えにくいそうな。おまけに体年齢が47歳! なんと実年齢を上回る中年真っ盛りっぷり!! せめてもの救いは、内臓脂肪レベルが「6.5」で、普通だったことである。胴回りの皮下脂肪は視覚的にもわかりやすい段々畑状態だが、臓器周辺の脂肪は心配するほどのことはないらしい。メタボリックシンドロームで懸念される100cm
2
というのは、まだまだ大丈夫そうである。とはいえ、ちっとも喜べない結果であることに変わりはない。地道に運動を続け、燃焼系の体を作るほかなさそうだ。
ちなみに、OMRONのカラダスキャン HBF-362とInnerScan50Vはどう違うの? という方に簡単な違いを添えさせていただく。ひとことでいえば、InnerScan50Vのほうが、計測部位が細かい。カラダスキャン HBF-362は両腕、両足、体幹という単位だが、InnerScan50Vは腕も足も左右別々の数値が確認可能だ。また、筋肉に関して、カラダスキャン HBF-362は骨格筋率としてパーセンテージで表示されるが、InnerScan50Vは筋肉量として「kg」で表示される。どちらがいいか悩むところだろうが、知りたい情報が何かで好みが分かれるところだろう。また、InnerScan50Vに「BMI値」はないが、「骨量(推定)」を算出してくれる。女性は骨粗しょう症のリスクがあるので、この手の情報はありがたいだろう。
1~4までの個人キーは足の指で押す。中央には体重専用兼OFFキーが
一度計測した「基礎代謝量」を呼び出したところ。「燃えにくい」にバーが並んでいるがわかる
右上のボタンから「内臓脂肪レベル」を呼び出したところ
筋肉量のバランスがわかるグラフ。写真では、体幹の筋肉量が24.80kgで「多い」点、右腕より左腕の筋肉がやや少ない点、全身のバランスでみると、足の筋肉量がやや少ないことなどがわかる
製品名
発売元
購入価格
購入場所
InnerScan50V BC-621
タニタ
15,780円
楽天市場
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URL
製品情報
http://www.tanita.co.jp/products/50V/opening.html
タニタ
http://www.tanita.co.jp/
(すずまり)
2007/10/03 10:38
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