筆者は週に最低1回は文房具屋さん巡りし、必ず買い物をする。そのため、多くの素晴らしい文具と出会う時もあれば、全く使い物にならないブツをゲットしてしまう時もある。文具はパソコンやケータイ、PDA等とは異なり、過去の経験や知識の蓄積が、新しい製品の良い悪いの判断の助けにならないことが多い。要するにミーハーなパソコンやケータイに比較して奥が深いのだ。また、必ずしも大型の文具店や都心の有名な文具店に掘り出しモノがあるとも限らないのが面白い。パソコンやケータイは明らかにトレンドメディアやメーカーが流行をトリックするが、文具は、ちょっとした文具屋の親爺が面白いモノを店先に置いたりする冒険ができる楽しいガジェットなのだ。
今回ご紹介する、三菱鉛筆の発売している蛍光ペン「uni PROPUS」も、町田のヨドバシカメラに出かけた帰りにゲット。長津田駅のJR横浜線と東急田園都市線を連絡する通路にある、名前も知らないがよく行く書店の文房具コーナーで見つけた優れモノだ。目的もなく文具売場を徘徊するのはいつものことだが、この日はなぜか、うっかりすると見落としそうなごく普通のラインマーカーの3本組がやけに目に入った。パッケージをじっくり見ると、ごく普通のくさび形マーカーペンの先が、縁だけを残して真ん中が透けている。はじめは余りその意味するところが理解できなかったが、使ってみて、これは一目瞭然!だった。
マーカーペンはその性格上文字を塗り潰して横に移動するのが使命だ。文字をたった1回だけ横に移動して確実に塗り潰すには、文字フォントの高さの幅がマーカー芯に必要となる。このマーキング処理を確実に行なうには、ほぼ1行ぶんの幅のマーカーペンが理想だが、そうすると、芯が太くなり、実際に塗り潰す文字列を見失い軌跡が迷走する危険性がある。
三菱鉛筆の「uni PROPUS」は、常識を覆し、幅広の芯の真ん中に窓を付け、マーカーで塗り潰す文字列を、その窓から見えるように考えたアイデアマーカーなのだ。実際にその効能がどの程度のモノなのかまだ使いだして間のない筆者には判断しかねるが、ついつい窓に目がいってしまう楽しい思いつきだ!
品名 |
購入場所 |
価格 |
窓あきペン採用 uni PROPUS |
街の文具店(長津田駅内) |
赤・黄・緑の3色セットで300円 |
(ゼロ・ハリ)
2000/11/29 00:00
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