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たまには「竹」のジョッキやお箸で、見た目もおいしく!

オーダーした竹の製品。左上から湯呑み2個、ビアジョッキ1個、対角五膳箸、虎竹女箸と箸袋セット、竹枝箸置き(朱赤・黒)。虎竹女箸の箸袋は携帯に便利

ある晩の風景。竹のビアジョッキに注がれたのは、よくある発泡酒(笑)。急遽煮物と漬物を用意。次はお皿にも凝りたいところ!
 ベランダのサンダルで目玉焼きができるんじゃないかと思えるほどの猛暑も、ようやくひと夏の思い出に変わりそうなこのごろ。いよいよ食べ物がおいしい季節に突入である。個人的には秋だから食欲が……ということはなく、年間を通して旺盛なわけだが。

 食事に欠かせないのは食器やカトラリーだ。食器が変わるだけで料理の印象も大きく変わる。想像してみてほしい。同じインスタントのお茶漬けを食べるにしても、手作り感のあるお茶碗にすると、とたんに素朴感がアップし、おいしそうに感じられないだろうか?

 そんなとき出会ったのが、創業明治27年(1894年)という「竹虎」。製品はすべて竹でできており、見るからに情緒をかもし出しそうなラインナップだ。特にまだら模様が美しい製品は、表面に独特の模様が現れる「虎斑竹(トラフダケ)」が使われているという。虎斑竹は天然記念物第一号に指定された実績を持ち、「竹虎」がある“虎竹の里”でしか育たないという貴重な竹らしい。

 オーダーしたのは対角五膳箸、竹枝箸置き(朱赤・黒)、竹のビアジョッキ、竹の湯呑み、虎竹女箸と箸袋セット。それでは早速とばかりに竹のビアジョッキに安い発泡酒を注いでみたところ、涼しげでなんともいえない風情が! ちょうど節の部分がカップの底になっているあたり、非常にワイルドだが唇に触れる部分が竹なので、感触が柔らかく、不思議と心が和むのである。

 せっかくなので自家製のつまみを用意し、竹の箸置きに女箸を用意。繊細な箸先で口に運ばれた煮物は、ドバドバッと入れて適当に煮ただけにもかかわらず、上品な味わいに!? 窓を開けて月を眺めてみるとか、外の景色を眺めつつ、虫の音でも聞きながら呑みたい気分になってしまった。まったりと呑みたい方にぜひおすすめのアイテムである。

 ちなみに女箸より頑丈そうな「対角五膳箸」は持ちやすく、ラーメンなどの麺類にも使いやすい。家族で使うなど、普段使いにもぴったりだ。割り箸の使用率が高い方なら節約にもなるので、シーンにあわせて使い分けるといいだろう。


竹のビアジョッキは手触りがよく、とても軽い 湯のみの底。天然素材であることを実感させてくれる

竹枝箸置き(約6cm)に乗せた対角五膳箸(22.5cm)と虎竹女箸(22.5cm)。お酒には女箸を、普段のご飯には対角五膳箸を愛用中 1本1本手作りされるという虎竹女箸の表面。綺麗な模様が浮かび上がっている

竹の小枝をうまく利用した箸置き 虎竹女箸の先端は細いが、箸自体は非常に丈夫なつくりだ。ガツガツ食べる食事より、少しずつつまむおかずに向いているかも。男性用の男箸もある

商品名 発売元/購入場所
対角五膳箸 500円
竹枝箸置き(朱赤・黒) 400円/個
竹のビアジョッキ 1,400円
竹のゆのみ 1,100円/個
虎竹女箸と箸袋セット 2,600円
虎斑竹専門店 竹虎



URL
  竹虎
  http://www.taketora.co.jp/


(すずまり)
2007/09/21 10:33

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