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生後1カ月の赤ちゃんも豊かに反応する「パパ大豆の白黒赤絵本」
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白黒赤絵本とポスター。ちなみに、黒と赤のペンで手描きしても似たような感じに楽しめますが、扱いやすさと値段の手頃さを考えれば、購入する価値は十分あると思える
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これは絵本だが、一般的にイメージされる、柔らかい色調でかわいらしいキャラクターが登場するような絵本とはずいぶん違う。黒と赤だけで描かれた幾何学的な絵ばかりが並ぶ。初めて見た方には、ずいぶん奇妙なものに映ることだろう。
実はこのデザインは、赤ちゃんの目の研究から生まれたものだという。生まれたての赤ちゃんはぼんやりとしか周囲が見えず、しかも白黒でしか見えないという。1~2か月頃から少しずつ視界がはっきりしてきて、赤い色が認識できるようになる。そして3カ月を過ぎると、視力がかなり発達してきて、青などの色も認識できるようになるそうだ。なので、普通の絵本が見られるのは3カ月頃から。それより小さい赤ちゃんは、目の前で絵本を開いても、ほとんど反応しない。
ところが、この白黒赤絵本では、3カ月より小さい赤ちゃんでも認識できる白・黒・赤だけを使い、赤ちゃんが特に好むという人間の顔のパターンを模した絵や、単純な図形ばかりが並んでいる。これなら小さい赤ちゃんでも見て楽しめるというわけだ。
わが家では子どもが1カ月(6週頃)のときに初めてこの絵本を見せたのだが、その瞬間に視線は釘付け。初めて「あーあー」とクーイングしたのもこのときで、効果のすごさにビックリした。それまでベビーベッドに寝かせても1分ともたなかったのが、5~10分、長いときには20分近くこの絵本を見てひとりで機嫌よくしていてくれ、いろんな意味で助かった(子守り中にトイレに行きたいときにも!)。
この白黒赤絵本で脳に刺激を与えて早期教育の一環に、という教育熱心な親御さんもおられるかもしれないが、まずは、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ道具として利用するといいと思う。
母親は「授乳」という形で赤ちゃんとコミュニケーションできるが、父親や祖父母たちは、3~4カ月ぐらいになるまでは赤ちゃんと「コミュニケーションできた!」と実感できる機会がきわめて少ない。
ところが、この絵本を使えば、赤ちゃんの視線がこちらの誘導どおりに動いているのがわかったり、ちょっとした遊びで笑わせることもできたりして、たいへん楽しい。家族みんなが育児をもっと楽しみ、一体感・充実感を盛り上げるためにも、おすすめしたい逸品だ。
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1カ月児もガン見で大興奮
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寝ている周辺に絵本を開くと、首を動かしてキョロキョロしながらはしゃぐ時も。穴から指を出したりして遊ぶこともできる
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
パパ大豆の白黒赤絵本 |
2,520円 (ポスターとセットで) |
Webショップ「TOY4BABY」 |
■ URL
絵本の作者、廣島大三氏のサイト「楽しむ子育て広場」
http://www.papa-mama.jp/
「白黒赤絵本とグラフィックポスターのセット」通販ページ(TOY4BABY)
http://www.toy4baby.com/item_firsttoy/PD-EP1.html
(小林祐一郎)
2007/09/14 11:14
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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