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動物になった気持ちで遠くが変わって見える? 「双眼鏡」
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昨今のカメラ売場は、従来のアナログカメラの売場の横にデジタルカメラの売場ができて、カメラ売場全体が活況を呈しているようだ。一方、そのすぐそばにある望遠鏡売場や、双眼鏡売場はなぜか閑古鳥が鳴いている。双眼鏡と言えば、太平洋戦争当時、連合艦隊の山本五十六長官が戦艦の艦橋で首からぶら下げていたアレのイメージから、大きなデザインチェンジは起こっていない。これは、たぶんに人間の目の位置や、目と目の距離、双眼鏡を持つ手の大きさやだいたいの操作を考えた場合、あれ以外のデザインはなかなか機能的にも思いつかないのだろう。
米国のカリフォルニアにあるアプローズ社の双眼鏡は、そういう意味では抜きん出たデザインを採用している。動物の両目を双眼鏡の2つのレンズに仕立て、ちょうどぬいぐるみの後頭部に目をあてて、動物の目を通して遠方を見る仕組みだ。筆者の購入したのはアライグマの形状をしたものだが、他にも何種類かの動物シリーズが発売されている。もちろん本当の双眼鏡のように細かなピント調整なんかはできないが、シリアスな観客の多い日本の競馬場や競輪場のスタンドで、アライグマの双眼鏡を首からぶら下げて観戦すれば、目立つこと間違いなしだ。この余裕が大当たりにつながるかもしれない。小さな子供の玩具としての使命が終了したら、今度は大人のインテリア小物や話題作りの一品として長く楽しめそうな双眼鏡だ。
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前からみると、目つきの変わったアライグマのぬいぐるみ
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裏側の2つのレンズから見ると「なごみ系双眼鏡」になる
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品名 |
購入場所 |
価格 |
BINOCULAR CRITTERS |
グアム マイクロネシアモール |
14ドル |
(ゼロ・ハリ)
2000/12/27 00:00
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