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ケータイ+「Pivi」で、ピンボケ写真も思い出の1枚に早変わり
Pivi「MP-300」。取扱説明書と、リチウム電池が2本付属する
携帯電話から手軽に写真プリントが可能なPivi。当コーナーではすでに
初代Pivi
が紹介されているが、今回は三代目となるPivi「MP-300」をご紹介しよう。
2006年6月に発売された「MP-300」をなぜ今さら欲しくなったかといえば、これまた超旧型モデルになってしまった筆者の携帯電話をもう少し活用してみたくなったからだ。実は筆者の携帯電話のカメラは、ワンセグにパワーを吸い取られてしまった感があり、おせじにも画質がいいとはいえない(と思う)。当サイトの「
ケータイ新製品SHOW CASE
」をご覧の方ならお分かりの通り、近年の携帯電話に搭載されているカメラの画質はおどろくほど綺麗になっている。その進化を指をくわえて見ていたわけだが、せっかくだから、いまいちな画質を活かした何かができないかと考えたのだ。
ピントがちょっとぼんやりしていても、どこか愛着のわく写真にするには……その場で見られるインスタント写真的なもの、すなわち、モバイルプリンタを使ってプリントしてみたらどうですかワタシ! というわけで、携帯電話からも赤外線通信でプリントできるPiviの登場となったのである。
POWERボタンを1秒ほど押すと電源ON。すべてボタンを押すだけの簡単操作
側面に赤外線ポート、電源端子、USB端子、DATEボタン、SHARPENボタンが配置されている
三代目「MP-300」はIrSimple規格に対応し、高速赤外線通信が可能になった、携帯用の写真プリンタだ。サイズは146×102×29mmで重さは225g(電池・フィルム含まず)。進化するにつれてわずかに重くはなっているものの、鞄に入れて持ち歩いても苦にならないサイズである。USB(PictBridge専用)もサポートしているので、USBケーブルを用いてPictBridge対応デジタルカメラからもプリントが可能となっている。
プリントにはカートリッジタイプのPivi専用フィルムを用いる(チェキのフィルムは利用できない)。最後に送信した写真をすぐプリントしなおせる「REPRINT」ボタンがついているので、宴会場などでのすばやい焼き増しも可能だ。さらに「MP-300」からはプリントに撮影した日付を写しこむ「DATEボタン」や、画質をくっきり仕上げる「SHARPENボタン」も搭載された。
プリント可能サイズは60×60 ~ 6,400×6,400ピクセルだが、美しい画質を得るためには640×480ピクセル以上の画像サイズが推奨されている。高画質になるほど転送時間がかかるが、今回から搭載された「IrSimple」の場合、わずか1秒で転送が完了するという。あいにく筆者の携帯電話は対応していないため、通常の赤外線通信でデータを転送してみた。
するとアラ不思議。液晶画面で見ただけではただピントの甘い写真だったのだが、手に取れる形になると、浮き出る映像のように、じわじわと愛着がわいてくるのである。フィルムは約20秒かけて送り出される。排出時の音は少々大きいが、それもご愛嬌。写真が携帯電話の中で楽しめ、さらにプリントすることで、手軽に飾れる楽しみもできたわけだ。気が付けば、当初の目的をすっかり忘れて、プリント自体に熱中てしまった。
気になる画質だが、やはり性能のよいカメラで撮影されたデータほどキレイかつ鮮明にプリントできる。しかし待受画面サイズの写真でも味のある写真になる。筆者同様、携帯カメラの画質がいまいちとお嘆きの方なら、この際ちょっとだけノスタルジックな演出だと思って、Piviでプリントを楽しんでみてはいかがだろうか。お店に1台置いておき、その場でお客さんの撮ったおいしかった料理の写真をプリントして、コメント入りで飾る、なんて使い道もいいかも。
電池はリチウム電池(CR2)2本。別売だがACアダプタも用意
背面のフィルムパックドアをあけ、専用フィルムパックをセット。1パック10枚入り
携帯電話で写真を選択し、赤外線通信で送信
受信完了後、自動的にシートが出てくる。あとは取り出してそっと待つだけ。ちなみに1枚のコストは約50円程度
DATEボタンをONにしてプリントした状態。右下にオレンジ色の日付が確認できる
携帯電話の中の写真を、あれもこれもプリントしてみたくなるPivi。ワカモノは手書き文字も入れちゃう?
製品名
発売元
購入価格
購入場所
Pivi MP-300
富士写真フイルム
10,000円
オークション
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URL
Pivi MP-300
http://fujifilm.jp/personal/print/mobileprinter/pivi300/
(すずまり)
2007/09/10 12:12
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