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Y2Kが過ぎても。備えあれば憂いなし 「手巻きラジオ」

ソニーの手回しラジオと異なり縦型のMG-100

 乾電池や充電池の技術が進んでも、手回し発電器で電気を起こして、充電して使う製品はまだまだいろいろ出現している。手回しハンドルをグルグル回して、ケーブルから携帯電話の充電池に充電する外付け装置も秋葉原などではよく見かける。これを使って携帯電話の充電池をおシャカにした友人は多い。もちろん筆者も、この手の怪しいモノが大好きなので、やはり数年前、ご多分に漏れず同じ被害に遭っている。

 手回しラジオも今までに3回も買った。最初は台湾製の無名の製品で、今ではメーカーも機能も記憶にない。2台目は、今も家にあるソニーの手回しラジオで、FM、AMと一部のテレビチャンネルが入る仕様だ。そして今回、3台目の手巻きラジオとして筆者が購入した「ANABASMG-100」は、ソニー製品の機能に加えて、オレンジ色の光を発する懐中電灯機能が付いている。本体にある折り畳み式の取っ手を引き出し、手に持って左右に振ることで、かなり遠くからでも認識出来る安全設計なのだ。たった1分間だけ充電用の手回しハンドルを引き出し、手回しで充電すれば(約120回)、なんとこのライトが20分間も使用できる。同じ1分間の充電でも、ラジオなら約1時間も楽しめる省エネルギー設計だ。もし、貴方が腕力が強く、根気があるなら、同じパフォーマンスで連続1時間20分間(9600回)回せば、内蔵の充電池はフル充電となり、ラジオなら72時間、ライトなら17時間の連続使用が可能となるらしい。総重量400グラム、防滴構造の頼りになる手巻きラジオだ。


全面上部にある懐中電灯が特徴だ

背面には比較的回しやすい折り畳み式のハンドルがある

品名 購入場所 価格
高性能発電器内蔵 手巻きラジオ MG-100 田奈 ダイクマ 2800円



(ゼロ・ハリ)
2000/12/25 00:00

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