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機密機能を備えたサムドライブ
チューインガムサイズのフラッシュメディア「ThumbDrive(サムドライブ)」は、「メモリースティック」と「SDメモリーカード」大戦争のはざまで、息抜きできる便利でクールなアイデア・アイテムだ。既に筆者の場合は64MBのサムドライブを自宅やオフィスで、自分のデスクトップとノート間や、他人のノートパソコンとのデータ交換に利用し重宝している。サムドライブ本体に備えられている物理的な「書き込み禁止のノッチ」もフロッピードライブのようで一般的に理解しやすい便利な方法だ。
しかし、唯一気になるのがサムドライブに収納したデータは、Webから入手できるドライバーソフトを自分のパソコンに導入すると、誰でもが簡単に読めてしまうことだ。これは、出先にある他人のパソコンでサムドライブに収録した自分の大事なデータを読もうとした場合には、絶対に必要な機能でもあるが、サムドライブを紛失した時には、諸刃の剣となってしまう。
これらの矛盾を見事に解消してくれるのが、新しく発売された「サムドライブ・セキュア」だ。ユーザーがパスワード設定済みのサムドライブ・セキュアをパソコンのUSBポートに挿入するとパスワードの入力をシステムから要求され、パスワードが事前に登録したものと一致しなければまず簡単には内容を見ることが出来ない。筆者は米国のCOMDEX/Fall会場で、スペシャル価格だった8MBモデルを30ドルで購入したが、既に国内でも販売開始されている。
あとはこのサムドライブ・セキュアが、パソコン内部の任意のフォルダやファイルのロックキーの役目を兼任できるようになれば、製品としての完成度は完璧だろう。すでにUSBポートを使用するパソコンそのもののセキュリティキーは多くの会社から発売されている。彼らが大容量のメモリーを積むのが先か、サムドライブ・セキュアがパソコンの機密キーとなるのが先か、とても興味深い。
品名
発売元
価格
サムドライブ・セキュア
新日エレクトロニクス
5000円(8MB)
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URL
新日エレクトロニクスのホームページ
http://www.shin-nichi.com/jp/default.htm
(ゼロ・ハリ)
2000/12/14 00:00
ケータイ Watchホームページ
ケータイWatch編集部
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