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主役はキャップ、ペンは付属品~M.Y.LABLE「ロケット・ペンキャップ」

銀純度92.5%のロケット・ペンキャップ。ペンから取り外すためにピラミッド型の滑り止めが帯状に付いている
 ありきたりな鉄から、プラスチック、ウッド、アルミニウム、チタンと、筆記具の使用素材はどんどん変化してきている。しかし、高級筆記具の使用素材のひとつである「銀」の価値やその存在感は、昔も今もあまり変わらない。

 筆記具の素材に銀が採用される場合には、純度100%では柔らか過ぎるため、約7.5%の銅を混ぜた合金を用いることが多い。つまり、銀が92.5%、銅が7.5%の合金だ。この合金は一般には「スターリング・シルバー」と呼ばれ、古くからアクセサリーや食器に用いられてきた。

 「スターリング・シルバー」は、その昔1ポンド銀貨に採用され、そのポジションを確立した。それゆえ、スターリング・シルバーを使用したペンを単に「銀製のペン」と呼んでも差し支えないだろう。スターリング・シルバーを採用したアクセサリーや筆記具には、比較的目立つところに「925」と自慢げに銀の含有率が刻印されていることが多い。

 多様化する文具マーケットには、当然高級路線の商品も多く、市場には925の刻印があふれている。本日ご紹介する「M.Y.LABEL」(エム・ワイ・レーベル)の「ロケット・ペンキャップ」も925の刻印がある高級文具だ。ただし、「M.Y.LABEL」の場合、925シルバーを採用した通常の高級ペンとは決定的に異なる点がある。あくまで主役はペンキャップで、ボールペンは付属品扱いである点だ。

 キャップに付属で付属するアクリル素材のボールペンは、外観を除けば、ボールペンとしてはごく常識的なスペックだ。リフィルもぺんてる社などのショートスケールが使用できそうだ。ボールド(太字)系が好きな筆者は、ノキア社のデジタルペン用リフィルに交換して使っている。

 今のところ、925のロケット・ペンキャップとアクリルのペン本体とのコンビネーションはベストに見えるが、筆者はこれはあくまで仮の姿だと考えている。いつか、ペンキャップにもっとも似合う、世界に1つだけのボールペンが作られることを期待したい。その時にこそ、ロケット・ペンキャップは真価を発揮するはずなのだ。


925を採用した筆記具は多い。上からファーバーカステル社のパーフェクトペンシル、BIC社のアニバーサリーモデル(1ドルで数本以上は買えるBICボールペンを、素材に925を採用して限定数製造したもの)、アクリルボールペンの付属したロケット・ペンキャップ 紳士用アクセサリーデザインがメインのメーカーならではのパッケージング

商品名 購入価格 購入場所
ロケット・ペンキャップ「ピラミッド」 18,900円 銀座ベルビア「BALS TOKYO」



(ゼロ・ハリ)
2007/08/30 10:59

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