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ヌメ革の変化が長く楽しめるBREE社のカバン
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日光浴させる前のやけに白っぽいBREEの小型ブリーフケース
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前回のゼロ・ハリかばんに続いて、本日はグアムで購入したもうひとつのかばんをご紹介しよう。ドイツ ハンブルグの有名なかばんメーカー「BREE社」の、ヌメ革を用いたナチュラルシリーズのブリーフケースだ。プロの愛用する高級カメラや精密機器などを外圧から徹底的に守る構造のゼロの設計思想は素晴らしいが、逆にそれは考え方を変えると、外部の敵に対してかなり強く接するということだ。実際冬場には、ホームで電車待ちの間も、外気で冷え切ったゼロのアタッシェケースを膝の上に載せようとは思わない。また通勤電車の中では、大きなバックパックと同様、ミニスカートの女性には嫌われ者のかばんの代表なのだ。
モバイルPCを持ち運ぶのに、筆者は2通りの方法を取っている。1つは、ゼロ社のDZ3モデルのようなモバイルPC収納専用の頑丈なかばんに入れて、外界は気にせず徹底的にガードする方法。多少かさばるが国内外の出張には最強だ。もう1つは、モバイルPCをひとまずインナーケースに入れて、それをもう一度、ブリーフケースなどに入れて持ち運ぶ方法だ。普段の通勤通学には便利だ。ソフトブリーフを開発・販売している米国のハートマン社やTUMI社などが、このような組み合わせをモバイルの新しいスタイルとして推奨している。あまりこだわりを持たずに、国産品でそこそこの値段で、組み合わせて個性を出すなら、比較的安価なエレコム社などのインナーケースに、吉田カバンなんてのも手だ。
筆者は、新しいThinkPad X20専用の小さめのインナーケースを代官山のオーソドキシーで誂えた。BREE社の小振りなブリーフケースに、このインナーケースごと収納して持ち歩くわけだ。 素材に使われている「ヌメ革」は、長時間人手をかけてタンニン剤でなめしたもので、雨にも強く、水に塗れた小さなシミも簡単に取り除ける。使い始めは白っぽいが、太陽の光で少しずつベージュ色に変色し、長年愛情を持って使い込むことで、2~3年後には艶のあるコニャックカラーに変化する。手触りも最初のうちは堅いが、使い込むうちにどんどん柔らかくなり、時間とともに愛着の湧く「自分専用のかばん」になっていく。
国内にもBREEの販売専門店は多くあるが、筆者は今回、グアムの「タモン・サンズプラザ」という日本女性の大好きな、有名ブランドのショップが多数入っているショッピングビルの2階で、365ドルで購入した。日本国内価格よりほんの少し安いだけだが、その仕上げにはとても満足している。「ルイ・ヴィトン」や「グッチ」のお店で、毎日イナゴの大群のように押し寄せる日本人コギャルに一時的な入場制限をする中、BREEの店はひっそりとして、別世界のようにゆっくり買い物ができた。
筆者の購入した「BREE Natur Classic53」と呼ばれるブリーフケースは、日本の標準的なブリーフケースよりひと回り小さく、女性にも十分使えそうなサイズだ。内部は、サイドに書類入れとカード入れ、それにキーチェーンが備えられ、内側全体が手袋などに用いられる柔らかいスエードで仕上げられており、収納するモノを優しくプロテクトしてくれる。インナーケース+ソフトブリーフこそ、全天候型、日本の通勤モバイルのキャリングスタイルだ。
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内部は柔らかいスエードで手探りでモノ探しも気持ちが良い
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入場制限が起きる直前のグッチのお店。創業者も本当に本望なのか?
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品名 |
購入場所 |
購入価格 |
BREE Natur Classic53 |
グアム タモン・サンズプラザ2F BREE |
365ドル |
■ URL
BREE(英文)
http://www.bree.de/
(ゼロ・ハリ)
2001/01/17 00:00
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