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イライラ度0%。切らずに使える 「ポップアップテープ」

うっかりするとポストイットと見間違えるカラフルなパッケージ

 「セロテープ」という言葉が生まれたのはいったいいつのことだろう。多分語源はきっと「セロハン粘着テープ」から来ているのだろうけど、後発メーカーがもっと格好良い名前をつけてデビューしても、結局、オフィスや自宅でとっさに呼ばれる名前はなぜか「セロテープ」なのだ。もともと米国の自動車産業華やかなりし頃に、車体塗装の塗り分けを行なうためのマスキングテープが起源だそうだ。第二次大戦後、日本に駐留した米軍がオフィス文具として本国からの輸入に頼っていた「セロハン粘着テープ」をなんとか国内生産できないかと、その後「セロテープ」の商標を持った「ニチバン」に打診したのが始まりだ。それ故、後発の各社は「セロテープ」以外のネーミングで苦労する羽目になったのである。

 多くの通称「粘着テープ」は、トイレットペーパーのようにロールになっており、必要な分だけを指先でめくって、「ギザギザの金属歯」でカットしたり、ハサミで切って使うモノだ。ただ、それ以前に前回の処理が悪いと、切れ目を探すのに一苦労、やっと見つけた切れ目をロールから引き離すのに二苦労が待っている。やっと本来の目的に使える適度な長さにカット出来た粘着テープも、切り口のギザギザには埃が付きやすく、貼った後もその部分からめくれやすい。それが嫌で、ごく普通のハサミを常用していたりすると、カット面は美しいが、後処理をキッチリしておかなければ、次回使うときにまたしたも切れ目を探す苦労を自ら作ることになる。同時に自慢のハサミも使用感がネチャネチャグチャグチャしてしまう。

 本日ご紹介する住友スリーエム株式会社の「Scotchポップアップテープ」はこれらの問題や面倒を全てクリアした超便利な新種のセロテープだ。手のひらに収まるくらいのカラフルなパッケージに既に5センチメートルの長さに切り揃えられた粘着テープが75枚入っている。最近流行の同社のポストイットのように、1枚引き出すと、それが次の一片を引き出し、次々と下からポップアップしてくる便利な仕組みだ。専用のコンパクトなパッケージに入っており、埃が付かず、取り出しやすく、適量。ステーショナリーをカバンに入れて持ち歩く人には、超イチ押し、必須の便利アイテム「モバイル粘着テープ」なのだ。


モバイルに便利なコンパクトなパッケージにはカット済みの粘着テープが各75枚

ギザギザのないキレイなカット面の粘着テープが連鎖的に引き出せる

品名 販売元 価格 購入場所
ポップアップテープ 住友スリーエム 280円 銀座 伊東屋



(ゼロ・ハリ)
2001/02/14 00:00

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