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jp jornada 548ユーザー必携ツール 「CF-Pocket」
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Type II規格のP-in Comp@ctを利用するには必須のアイテムだ!
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CF-PocketをまずjornadaのType Iスロットに挿入し、任意のType IIカードを挿す
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日本の20世紀最後の年は、多くの人の予想通りPCバトルの年ではなく、「PDAバトル」の年となった。海外勢のPalm OS互換機軍とWindows CE軍、そしてなにより日の丸PDA軍団「ザウルス」の土壇場の活躍が目立った年だった。もともとPCからは一歩距離を置いていることもあり、連合軍ながら比較的足並みの揃ったPalm OS軍団に対して、Windows CE陣営は、比較的レガシーなPCとのタイトな連携や共同戦線を口にしながらも、口先とは裏腹に新進の「SDメモリーカード」を標準外部記憶メモリ?カードとして搭載したり、近頃ではデジカメでもひいき筋の少なくなってきた薄型の「コンパクトフラッシュ Type I」メモリーカードを外部メモリ機器の標準仕様として採用するというトンチンカンなハードウェアが多く登場し、購入を考え出したユーザーをシリアスに悩ませている。
向こう3年先のストラテジーを今語るならそれも尋常だが、今年の命運すらわからないWindows CE陣営のタクティクスとしては、見ている方がハラハラドキドキしても至極当然である。筆者と同じようにハラハラドキドキした新潟キャノテック株式会社が自主的に編み出したのか、それとも、トンチンカンなハードウェアを生み出した国際企業の国内部門から緊急援護の要請が届いたのか、まあどちらでも良いことだが、「CF-Pocket」はとてもよくできた「助っ人」ハードウェアだ。
筆者も大好きだったHP社のLXシリーズのユーザー達は、今や細々とLXを労りながら使い続けているか、やむなく、ある者はhp jornada Handheld PCに走り、またある者はシグマリオンに走っている。同じくHP社の「ポケピー」である「hp jornada 548」もHPから発売されたままの姿では、多くのHPヘビーユーザーには疑問の残る設計であったはずだ。「CF-Pocket」は、jornada 548に標準装備の、使い道の少ないコンパクトフラッシュType IのスロットをType IIに拡張してくれる、ありがたいいアダプタなのだ。 hp jornada 548のユーザーが「CF-Pocket」を利用すれば、既存のネットワークインフラとの架け橋として販売絶好調のNTTドコモ P-in Comp@ctを活用したり、最大1GBの外部ストレージ容量を提供してくれるIBM製マイクロドライブを簡単に活用できるようになる。CF-Pocketは、質実剛健なHP社のハードウェアに勝るとも劣らないその堅牢さも、HPユーザーにはきっと好まれるだろう。CF-Pocketの存在があるからこそ、バラエティ豊かなPalm OS搭載互換機やコストパフォーマンスの高いザウルスを見送って、jornada 548を選択したユーザーも少なくないはずだ。CF-Pocketは、DOS/V互換機華やかなりし頃の「SoundBlaster音源カード」のように、jornada 548に無くてはならない存在なのだ。
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同系色のCF-Pocketは取り付け後、ピタリとホールド感も完璧で、一体化したかのように持ちやすい
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パソコンとの大容量データ交換には、Type II規格のマイクロドライブも活用できる
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品名 |
発売元 |
価格 |
CF-Pocket |
新潟キヤノテック |
2980円 |
■ URL
新潟キヤノテック「CF-Pocket」製品情報
http://www.niigata-canotec.co.jp/producs/cfpocket.html
hp jornada 548製品情報
http://ext8.jpn.hp.com/grp4/handheld/548/index.html
(ゼロ・ハリ)
2001/02/02 00:00
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