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小さな子が居る過程や幼稚園でも安全な 「プニョプニョピン」
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「プニョプニョピン」は、10個250円の人に優しい21世紀の画鋲だ
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金属製で、親指で強く押し込み、抜き取る時には素手では手ごわく専用のツールまで売られていた「画鋲」、その画鋲よりほんの少しデザインにも気を配った指先でつまんで押し込む「押しピン」などが今回ご紹介する「プニョプニョピン」の先輩や先祖なのだろう。日本では、3つも違う呼び名が登場してしまっているが、米国では「Thumbtack」、英国では、「Drawing Pin」と呼ばれ、まさに「画鋲」といった感じなのだ。
小学校の頃、日本古来の忍者の「撒きびし」のような雰囲気のある金属製の画鋲一箱は、忍者ごっこで強力な追っ手を一瞬にして蹴散らすにはとても有効なウェポンだった。その分、小さな子供やペットのいる家庭や、幼稚園等では、日常使う道具としては危険も一杯だ。「プニョプニョピン」は全ての人が使いやすい環境や製品を考える、世界的な活動である「ユニバーサルデザイン」を念頭に置いたコクヨ製品のひとつだ。
ごく普通のカラフルな「押しピン」に柔らかラバーのカバーリングが付き、押し込む前にはピン部分はそのラバーで保護され、運悪くどこかに落としても、「撒きびし」のようにピン先が露出し上を向くことはまずない。実際の使用に際しては、ピンがラバーを貫き、ピンの力で押しつぶされたラバーのカバーリングが、面積広く拡がり、設置部分のラバー素材の摩擦抵抗と相まって、実際に固定される写真や書類、絵などを安定して支えることが可能だ。ただし、一度押しつぶされたラバーリングは、引き抜いても元の形状には戻らないので、使用済みのものの安全を保証することはできない。よく考えられた人に優しい安全でシンプルなメカニズムは、家庭で使うには最優先されるべきことだ。100円ショップに行けば、安い画鋲はいくらでもあるが、10個で250円の「プニョプニョピン」は価格差を遙かに越えたバリューが感じられる。
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画鋲、押しピン、プニョプニョピンと歴史が見える
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実際の使用時はリング状のラバーを押しつぶして確実な固定が可能
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品名 |
発売元 |
価格 |
購入場所 |
プニョプニョピン |
コクヨ |
250円 |
新宿小田急デパート 文具売り場 |
(ゼロ・ハリ)
2001/03/28 00:00
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