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我が家ではCLIEより人気の 「デジタルデータビューワー」
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隠れたベストセラー間違いなしの「デジタルデータビューワー」
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ソニーのインフォキャリーは、考え方によれば、昨今のPalmアーキテクチャーの互換機よりはるかに個性の強い商品だった。残念ながら発売されてしばらくの間はパソコンをメインに使っているマニアの小判鮫「汎用データビューワー」として快調だったが、CLIEの発売以降は、予想通り多くのショップから姿を消したようだ。
しかし、その外観やユーザーインターフェイスの気持ちよさは、もっと実用的でより多くの人に必要とされている電子辞書として甦ったようだ。昨年末、秋葉原で電子辞書を探している筆者の目に最初に飛び込んだのがソニーのデジタルデータビューワー「DD-IC50」だ。手に持った時の収まり具合やジョグダイアルの使い心地はインフォキャリーそっくり。インフォキャリーになかった、メニューを逆に辿る「戻る」ボタンが追加されたことで、より一層一般的なユーザーにとって使いやすいものとなった。
単4アルカリ電池2本で80時間も駆動するデジタルデータビューワーには、ニューアンカー英和・和英中辞典、パーソナル現代国語辞典・漢字辞典の合計4個の辞典が収録されており、例文や使用具体例の多い表記は学生からビジネスマンまでの多くのユーザー層が常に携帯して活用できる。検索語入力のためのキーボードもQWERY配列のようで、実は少し違うキーボードなのだが、意外と文字入力には使いやすい。目的の単語を検索した後、その詳細解説の文中に再度調べたい単語があった場合でも、いったんジャンプキーを押し、反転表示したカーソルをジョグダイアルを使用して任意の単語に移動、押すことで目的の単語を続けて引くことができる。また前述の「戻る」キーで1つ前に即座に戻ることも可能だ。
辞書という商品の性格上、電子辞書でも高齢者の方の利用を考慮することは重要なことである。DD-IC50は液晶画面に現在表示されている文字を大きく表示するための「拡大キー」が標準でサポートされ、小さな文字の見づらい年輩の方でも問題なく活用できる電子辞書のベストバイ商品だ。
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「拡大」キーで大きな文字に瞬時に切り替えられるのは21世紀の常識
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左のジョグダイアルと右側の青い「戻る」ボタンのコンビでベストナビゲーションを実現
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(ゼロ・ハリ)
2001/03/14 00:00
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