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下から、標準タイプのゼロ、小ぶりなゼロ、最上段がRIMOWA「ノートブック」
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ThinkPad X20を収納でき、状況によってはパソコンを出さずにそのまま使用も可能だ
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20年以上前から、ゼロ・ハリバートンが大好きで、アタッシェやスーツケースをたくさん持っている筆者だが、昨今は街に出れば1日に軽く10人以上のゼロ・ユーザーを見る時代になってしまった。メジャーになると興味がなくなる悪い癖で、昨今はもっぱらゼロではなく、ごく普通のブリーフケースをモバイルノートの鞄の代用として毎日愛用している。
そんなある日、ワイフの買い物に付き合うつもりで出かけた大型ディスカウントストアで偶然リモワ社の通称「ノートブック」と呼ばれている小型のアタッシェケースを見つけた。国内では4万8000円くらいが相場だが、ラッキーにも3万円以下でゲットしてしまった。リモア社はドイツのケルンに本拠を置く旅行専用バッグの大手メーカーだ。百年以上の歴史を誇り、女性でも軽々と持ち上げられる大型旅行かばんの宣伝は有名だ。
ゼロ社は自社開発した特殊な合金を使用しているが、リモア社もジュラルミン素材をうまく活用し、堅牢さと軽さの絶妙のバランスを誇っている。カメラのケースにもよく用いられるゼロ社のアタッシェは、内部のモノを外部の衝撃から守る硬さと、同時に密閉性を特長とする。リモアは密閉性においては、ゼロに1歩も2歩も譲るだろうが、軽量性においてはゼロとは比べ物にならないくらい軽い。
リモワ社のトランクの一部には、ジュラルミンではなくABS樹脂を使用したものもある。これはより一層の軽量化を望むユーザーには選択の幅を広げることにはなるが、リモワ社製品のメジャープロダクト・ラインではない。筆者の購入したリモワ社の「ノートブック」は外観サイズこそ小さいが、内部には専用のクッション材を入れたままでも筆者のThinkPad X20がすっぽり入り、デジカメやPDA、書類などをまだまだ十分に収納できるスペースが確保できている。
ユーザーが任意の3桁の番号を設定できるセキュリティロック機構を備え、出張などで他にも荷物のある時に便利なショルダーストラップも標準装備だ。「ノートブック」の名前の示す通り、周囲をクッション材で囲みモバイルノートをセンター位置に収納できる。多少乱暴に持ち歩いても、内部のノートパソコンは内部の金属パーツに接触することがなく、金属パーツによる傷を防いでくれる。モバイルユーザーの1つの定番ともなったゼロ社のノートパソコン専用アタッシェケースとは趣を異にした、リモワ・ノートブックは、ありきたりのトレンド志向だけではない、こだわりを持ったモバイルノートユーザーに使って欲しい商品だ。
品名 |
製造元 |
価格 |
購入場所 |
携帯型パソコン専用アタッシェ「ノートブック」 |
ドイツ RIMOWA社 |
2万9800円(税別) |
横浜市都筑区 オリンピック |
(ゼロ・ハリ)
2001/03/02 00:00
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