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紙のように軽い、dan gentenの鹿革製ドキュメントケース
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汚れが心配だが、それも風格だと考えるべきdan gentenの白い鹿革のドキュメントケース(他のカラーもある)
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一般的には「柔らかいふにゃふにゃのバッグ」として知られることが多い「genten」は、1965年創業の国内メーカー「Kuipo(クイーポ)」のバッグ製品のブランドの1つだ。
Kuipoは最近、「Ryo-ri genten」というブランドで、銀座にレストランも開店した。今回ご紹介する本日の一品は、ブランドの多商品展開を図る同社の男性用ブランドとして打ち出している「dan genten」の商品だ。
薄い紙のような革製品は、dan genten以前からあるものとしては、ドイツのブリー社のトートバッグが有名だ。ひとくちにトートバッグと言っても、収納するブツの重量や大きさによって、そのデザインや強度には全く異なる要求が出てくる。ブリー社の超軽量トートは、比較的軽量なモノを収納することを前提に考えられた、明らかに女性用のトートバッグだった。カラー展開も当初は同社の特徴あるナチュラルレザーでスタートし、後半はシルバー等のメタル系に拡大されていった。
パソコンによるプレゼンテーションが一般化した現在でも、ビジネスマンが取り扱う書類の総量はさほど減ってはいないようだ。ステーショナリーショップに行けば、以前より多くのドキュメントケース等が売り出されている。dan gentenのショップで販売されていた鹿革製ドキュメントケースも同じカテゴリーの商品だ。
鹿革は、日本では牛革に比べてそれほどポピュラーな素材ではないが、牛革よりも軽く、水にも強く、経年変化を受けにくい性質の良質な革だ。普通の「皮」は経年変化で固くなるが、鞣して革(あらた)まった鹿の「革」はずっと柔らかいらしい。奈良県、正倉院に保存されている日本最古の履き物に用いられている牛革と鹿革を比較した文献でも、鹿革の部分は柔らかいと記述されている。
そんな上質な鹿革を使ったdan gentenのドキュメントケースだが、側面はマチをとった構造になっているが、一番底にはマチがない。そのため、多くの分厚い書類を収納するには多少不便だが、逆に中に入れた書類がマチ厚に達するほど多量になくても、内部で遊ばずキチンとまとまるという利点がある。分量的にはそれほど多くない、しかし貴重な資料を収納して持ち歩く人間にとっては最適な構造だ。
もっとも、筆者は書類や手帳、財布などと一緒にモバイルPCを収納して鞄のように抱えて持ち歩くこともあるが、こうした、ややかさばる荷物にも十分耐えてくれている。
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一見すると、ただシワの寄った紙のケースのように見えるのがGood!
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意外とある収納力、引っ張りや、ぶら下げにもなかなかの強度だ
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製品名 |
価格 |
購入場所 |
鹿革dan genten ドキュメントケース |
15,000円 |
新丸ビル1階「dan genten」ショップ |
■ URL
Kuipo(クイーポ)
http://www.kuipo.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2007/06/28 11:11
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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