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実用性に裏打ちされたデザイン性「シヤチハタ NAMEPEN SIGN」
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パッケージにボールペン本体と印鑑が同梱されて届く
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黒い小さなノッチの側にキャップを取って印鑑を押し込む
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名古屋といえば天守閣の鯱(しゃちほこ)。名古屋の企業である「シヤチハタ」の社名は、その鯱にちなんでつけられたという。
実は、筆者は長く外資系企業に在籍していたために、社内メールを送る際に社内封筒の差出人覧に押す「日付入りゴム印」だけが必要で、自分の名前の入った印鑑を持ち歩く必要性が皆無であった。そのために、ペン型高級シヤチハタ印鑑にはこれまで全く興味がなかった。
しかし、大学に教官として勤めるようになってから、印鑑の日常における必要性、重要さに生まれて初めて気がついた。まず、書類の受け渡しに、時々印鑑が要る。そして、毎朝、何より重要な出席簿に出席印を押すという作業がある。当然だが、これをしないとお給料が出ないのである。ものぐさな筆者には朱肉の必要な印鑑は不向きなので、しばらくは100均ショップで購入した印鑑を使用していたが、やはりすぐなくしてしまう。あまり良いことではないが、愛着のない道具を無くす癖が筆者にはあるようだ。
そんな矢先、デザイン系の雑誌で見つけたのが、本日ご紹介するシヤチハタ「NAMEPEN SIGN」(ネームペン サイン)だ。多くの雑誌でも、ペンらしさと印鑑らしさを兼ね備えたユニークなデザインが賞賛を持って紹介された。従来、印鑑の直径に合わせてペン全体が太く作られてしまっていたネームペンの形状に疑問を持ち、不要な中間をくびれた形状にし、先進性を感じさせるデザインに仕上げた点がポイントだ。
印鑑側には、印鑑の上下が判断できるゴムのノッチが側面に設けられている。このノッチはペン先を出す時に指先に引っかかり、指先の力を無駄にしない省力効果も出している。
筆者が「NAMEPEN SIGN」で最も惹かれたのは、全体の形状よりも、発売と同時にラインアップされた3色のバリエーションだ。光沢のある「クロームシルバー」、東洋的なツヤを実現した「ブラック」、日本的な朱赤色の「バーミリオンレッド」の3色が、製品をより効果的に仕上げている。できれば家族分も色違いで購入し、3色とも揃えたいと思ってしまう。
なお、内蔵されるボールペンの芯は、ノキア社のデジタルペンやペンテル社のエアペンなどに採用されている長さがハーフサイズの細軸カートリッジだ。インクの持ちはさほど期待できないので、手書きで大量の書類を書くような仕事には向かないかもしれない。また、本体を両手でもって捻ることで2段階にペン先が露出する構造だが、これに少し力が要る。指に力が入らない高齢者などに贈るにはこの点に注意が必要だ。
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10分の1以下の価格で販売されている印鑑付きボールペンもあるが、持つ楽しみは味わえない
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2段階にせり出すペン先。途中のくびれは筆記時にも手に優しい
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
シヤチハタ「NAMEPEN SIGN」 |
3,780円(特定フォントの印鑑付き) |
Webショップ |
■ URL
「NAMEPEN SIGN」製品情報(シヤチハタ)
http://www.shachihata.co.jp/pickup/namepen_sign/
(ゼロ・ハリ)
2007/06/01 10:56
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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