幼少の頃から、社会人になった後も10年以上、まだまだ池や畑のある大阪の南部の北畠、帝塚山あたりで過ごした筆者は、子供の頃から小さな「ザリガニ」取りや、巨大な「台湾ドジョウ」(関東では雷魚というのかも……)などを採集に出かけるのが大好きだった。今は横浜市内のマンション住まいだが、ある時、熱帯魚を飼おうと試みたが、こだわりの多い熱帯魚ショップの親爺の前置きの長い蘊蓄や、飼育にかける手間を聞いて、引いてしまった経験がある。
夏祭りで自分ですくった金魚を飼うように気楽なペットはいないものかと探し回り、ある時「シーモンキー」を飼った。十分な愛情を注いだつもりだったが、半年後には一時大量にふ化したシーモンキーもすべて死に絶え、しばらくこの傾向の小動物には興味がなくなっていたところ、今度は「エビゾーくん」とネーミングされた、米国産のエビの卵を乾燥させた同様のペット観察セットを見つけ、早速購入してしまった。
理由は定かではないが、「生きてる化石」と名付けられたエビの卵は、洗面器いっぱいの約2リットルの水に化学調味料を含まない、ごく普通の食塩60グラムを溶かせ、その食塩水を専用のブリッジ機構付きの専用水槽に入れ、乾燥させたエビゾー君の卵を専用スプーン1杯入れ、約24~48時間でふ化させるらしい。3日に1回専用の食事を与え、真面目に飼育しても、残念ながら過半数のエビゾーくんは息絶えて死んでいくが、中には10mm近くに成長し、立派な触角を持つ雄も出てくるらしい。また雌が卵を産めば、それを再度、専用のスポイトで吸い上げ、乾燥させて21世紀に再度ふ化させることもできるそうだ。機会があれば、ゼロ・ハリ家のエビゾーくんの紹介をいつかできればと思っている。
品名 |
購入場所 |
価格 |
生きてる化石 エビゾーくん |
タカラ |
500円 |
■ URL
タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2000/10/30 00:00
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