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本日の一品タイトルGIF
動物着ぐるみをまとった“ゆるキャラ系”ボールペン

フェルト製の動物着ぐるみペン。細字ボールペンが付属する
 転勤で大阪から東京に移ってすでに20年になる。東京に引っ越してきた当時は抵抗なく歩けた渋谷の街も、最近ではまったく出かけることがなくなっていた。理由はいろいろあるが、人が多すぎること、ここ数年、街の雰囲気がゴミ箱をひっくり返したような雰囲気になってきたこと。年齢ギャップ、渋谷でしか入手できない面白い小物がなくなったことなどがその理由だ。

 そんな筆者だが、芸術関係の大学で授業を持ったことから、最近ではまた月に1度か2度は必ず渋谷パルコ地下1階を徘徊するようになった。地下1階の書店と周辺の小物屋さんを覗いて生徒と同じ年格好の女性に混じって、銀座の伊東屋にはまず置いていない「おかしなモノ」を買いあさっている。

 本日ご紹介する怪しいモノも、ジャンルとしてはステーショナリーになると思うが、実用度をとやかく言う商品ではない。持っている楽しさや目立ち度に加え、ゆる~い感覚が日々のストレスを軽減する。「Finegrip」と記載された細字ボールペンを、かなりデフォルメされたデザインのシマウマや象、キリンなどの動物着ぐるみ(ペンホルダー)でくるんだモノだ。

 中のボールペンは、最初から付属しているもの以外でも、ほとんどすべての国内外のボールペンや鉛筆で代替できる。夏場は少し暑苦しい感じがしそうだが、夏以外の3シーズンは活用できそうだ。ちなみに、芯の折れやすい鉛筆などは、芯先を先にして着ぐるみに押し込んで収納すれば、鞄の中で、芯先のプロテクト効果もあるだろう。

 着ぐるみFinegripボールペンは、持っている本人よりも、文字を書いている人を見ている第三者の側が楽しめるグッズだ。ボールペンの軸は着ぐるみの首の部分までしか届かないので、文字を書く度に、動物の頭が左右前後に自然と振れることになる。滑らかな筆記体の英文字の記述では大きな変化はないが、毎回ペン先を上げて、左右上下にエッジを効かせる複雑な漢字を記述する日本語文章を書いていると、大きく着ぐるみの頭が前後左右に振れてなかなか面白い。シリアスな割に行き詰まり感のある会議の議事録なんかを書くにはもってこいのガジェットだ。

 なお、ビジネスミーティングのクリティカルな環境下でこういうボールペンを使うには、誰からも非難や注意を受けないだけの仕事の実力や人間関係を構築する必要があるだろう。これらの問題をクリアしてからチャレンジしたい「おちゃらけ&お馬鹿着ぐるみボールペン」だ。筆者の場合は、実力はなくても、すでに周囲に「あきらめ」という名の理解が浸透しているので、会議では常用している。二極化の世界はここでも健在だ。読者諸兄の努力と検討を祈りたい。


ルーズフィットな着ぐるみは、ほとんどのペンに装着可能 できることなら、最低3種類の着ぐるみを用意して、ボールペン、鉛筆、棒ケシ等にコンビネーション採用したい

製品名 価格 購入場所
felt animal pen 714円
(ボールペン付き)
渋谷パルコ地下1階「A2 COLLECTION」



URL
  雑貨卸・小売「ノーザンライン」のfelt animal pen販売ページ
  http://www.northernline.co.jp/felt_animal_pen.htm


(ゼロ・ハリ)
2007/03/23 11:01

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