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折れた王冠ロゴに注目! なんちゃってDaytonaモデル「Relax」
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王冠の右端の折れた箇所が痛々しいが、これこそ悪質なコピー商品でない証だ
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腕時計のブランドと言えば、やはり最も有名なのはロレックス(Rolex)だろう。中でも、日本では異常とも思えるほど人気があるのがDaytonaのステンレスモデル、とくに黒い文字盤のモデルだ。供給が人気に追いつかないため、標準価格の5割増しといったプレミア価格で普通に流通している。そんな状況だから、当然パチモノ(偽物)もかなりの数が日本国内にも輸入されている。それら偽物は本物の100分の1近い価格で購入できるが、しょせん偽物であることを買った本人が一番良く知っているわけだから、常に虚しさは伴うだろう。
そんな中、なかなか思い切りの良い、ひと目で偽物とわかる「なんちゃってDaytonaモデル」が登場した。ホンモノを真似したというより、フェイクのRolex腕時計の購入者を嘲笑うかのような雰囲気はなかなかだ。腕時計の発売メーカーは、もちろん本家Rolexではなく、ちょっと文字違いの「Relax」というブランドだ。もちろんロレックス社のDaytonaモデルをデザインベースと見立てたことは誰が見ても一目瞭然だ。
細かなデザインや機能をホンモノのロレックス社Daytonaモデルと比べてみても意味がないので、ここでは詳しく触れないが、なんちゃってDaytonaモデルは極めて軽量で、腕への装着に圧迫感や重圧感は皆無だ。また、日本の普通のサラリーマンには、ラーメンタイマー以外に、滅多に役に立つことの無い「クロノグラフ」等という無駄な機能を省き、24時間表示計、日と曜日を表示する3つのダイヤルを備えている。見方を考えれば、ホンモノより実用的な腕時計と言える。
役に立つ機能だけに絞って無駄を省いただけではなく、愛嬌の点でも特筆すべきものがある。クロノグラフ機能はサポートされていないのに、なぜか文字盤の周囲には、クロノグラフのお約束である「UNITS PER HOUR」の細かな目盛りが刻まれている。そして何より、筆者がRelaxを衝動買いする最大の動機になったのは、ホンモノのロレックスに似た「王冠マーク」(時計職人の5本の指とも言われている)が文字盤の12時位置下に1本少なく4本でレタリングされている点だ。そして、なんとその内の右端の一本が折れているのだ。
情けない折れた王冠のロゴマークにも、偽物ではなく洒落の効いたフェイク商品であるという主張が感じられる「なんちゃってDaytonaモデル」は、堂々と腕にできる点が素晴らしい。また些細なことだが、なんちゃってデイトナモデルは、機械式腕時計ではなく、正確なクオーツ技術採用のため、一般的なホンモノよりほんの少しは正確だ。(*^_^*)
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本物に比べると重量が軽い分、装着感や圧迫感がない。本物152gに対して53gと軽量だ
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偽物ではなくパロディ商品であるという主張が本体裏、バックル、竜頭に、アイコンとして表現されている
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製品名 |
価格 |
購入場所 |
Relax Daytonaモデル |
約9300円 |
オンラインオークション |
■ URL
Relax製品情報
http://www.re-lax.cc/
(ゼロ・ハリ)
2007/03/16 10:56
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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