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息でじんわり暖まる180’sのウインターグローブ「PATROL」
EXHALE HEATING SYSTEMを採用したウインターグローブ「PATROL」
手の甲の部分に赤いキャップ。ここが息の吹き込み口
本格的に朝晩の寒さが身にしみる季節。それでもこのシーズンは個人的に楽しみも多い。3年ほど前に友達に誘われて始めたスノーボードも年に1~2回のペースながら、まずまず滑れるようになって楽しくなってきているし、メインの趣味であるパラグライダーも秋から冬の到来を感じる時期を境に、強い上昇気流が発生する気象条件が整い、より高度を上げられるコンディションになってきた。こちらは生身の人間がコンディションのいい時には1,000mとか1,500mとかの高度まで上昇してフライトを楽しんでいるが、一般的に気温は100mにつき1度下がると言われており、1,000mの高度を飛ぼうものなら周囲の気温は1桁台、場合によっては氷点下となることも少なくない。単純に気温だけで考えればスキーやスノーボード用のグローブをしていないと凍えてしまうのだ。
そこでスノーボードとスカイスポーツ両用で使えると購入したのが180'sのウインターグローブ「PATROL」。見た感じからして手首までしっかりと冷気から守ってくれそうな作りだが、さらに面白いのが“EXHALE HEATING SYSTEM”。巷には電池と電熱線を張り巡らせて暖めるグローブもあるが、このグローブの熱源は人間の息。息の温度はほぼ人間の体温と同じで36度前後。手に「ふーっ」と吹き当てることで暖められるのと同様、熱くもないが手を暖めるには十分な熱源なのだ。
ヒーティンググローブには手の甲となる位置に2cm程度の穴が開けられており、通常はキャップで密閉されている。手を暖めたくなった時は、キャップを外して手を軽く握ったり伸ばしたりしながら、3回程穴から息を吹き込んであげればOK。もともと熱を通しにくいグローブに加え、保温に優れるフリース製のインナーがしっかりと熱をキープしてくれ、指先までじんわりと暖まってくる。グローブそのものの質も良いため、普通に使うだけでも十分に冷気から手を守ってくれるが、“EXHALE HEATING SYSTEM”を併用することで更にポカポカになること請け合いだ。
ちなみに今回のPATROLは、“EXHALE HEATING SYSTEM”を採用した180'sグローブの中ではトップクラスの防寒性能を持つウインタースポーツ用の一品だが、他にもバイク用のENDURO、運動量の少ないウインタースポーツ用のTERRAIN M'S、ナイロン素材を使用したカジュアルなタウン用グローブTEC STRETCHとバリエーションも豊富に取り揃えられている。用途に合わせてチョイスするといいだろう。ちなみに筆者は、通勤用にとTEC STRETCHを追加で購入しようかどうか悩んでいるところだ。
キャップを外し、手を数回握りながら息を吹き込むとじわじわとグローブの中が暖まっていく
グローブはフリース地のインナーとアウターの2重構成。インナーは取り外しも可能でメンテナンスや着脱は非常に簡単
手首もワンタッチでしっかりと塞ぐことができる。外気の進入はほぼ皆無でウインタースポーツには最適だ
商品名
製造元
購入価格
購入場所
180's PATROL
180's
11,500円
モンベルクラブ 恵比寿店
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URL
製品情報
http://www.180s.com/sub_category.aspx?prodtypeid=3&lineid=3
(古宮 創)
2007/01/30 11:08
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