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財布も少し軽くなるが、プチリッチ気分の「金塊ハブ」
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同じ外観のチョコなら何度か買ったことがあるが、USBハブは初体験だ
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バスパワーもサポートされた8ポートハブで、なんと本体重量は2,350g
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道具には、その目的に応じて必要な重さがある。何でも軽く小さくが、現代日本産業界の構造ではあるが、常にその指向が正しいとは限らない。超軽い万年筆は携帯には便利だが、字を書くという本来の目的においてはバランスを取るのが難しい時もある。軽量過ぎる自動車は運転が少し不安だし、衝突事故の際など不利な点も多い。
パソコン周辺機器においてもこうした事情は同じだ。使い勝手だけを考えて言いたい放題言うなら、ある時はそこそこの重量があり、ある動作をする時だけは羽のように軽い――というのが理想かもしれない。持ち歩く時には超軽量で、液晶の角度を変える時は、液晶と一緒に動いてしない程度の重量があるノートPCが理想だ。
技術革新を行ない、最新の技術を採用し、金に糸目をつけなければ、超軽量のモノを作ることは十分可能だ。しかし、それによって失われる使い勝手も多い。実際にいろいろな最新技術の製品を自ら使ってみた方なら、こうしたことは実感としておわかりだろうと思う。
そんな複雑な世界に、極めてシンプルな答えを持って単純明快なプロダクトが登場した。Web通販などでアイディア商品を扱う「サンコーレアモノショップ」が販売している「金塊ハブ」がそれだ。金塊は重いモノだという常識を裏切らず、黄金色に光り輝くインゴッドを8ポートハブに仕上げた“レアモノ”だ。
USBハブを使ったことのある人間なら、ハブにUSB周辺機器を挿抜するときには、必ずといって良いほど、どちらかの手にUSBハブ、もう一方の手に挿抜したい目的のUSB周辺機器を持っての両手作業を余儀なくされる。これはご存じの通り、コストリダクションとスペースセービングを兼ねて、USBハブを小さく軽く作ることがIT周辺機器業界の一般常識であるからに他ならない。しかし、今までその常識を先入観のないフラットな思考で考え直す企業はなかった。
重さ2kg強の「金塊ハブ」は、どんなUSB周辺製品の挿抜に際しても、USBハブ本体がコネクタを押し込む力に負けて向こう側にずれたり、引き抜こうとする力に負けてUSBケーブルに引っ張り上げられるようなことは、まずないと言っていいだろう。8ポートハブとしてはさほど大きくはないし、USBハブを持ち歩く必要がない、デスクトップ設置用としてはベスト・オブ・ブリードなUSBハブだ。
ちなみに、筆者のサムドライブ(親指USB)を引き抜こうとしたら、シリコン素材の親指だけが抜けて「USBメモリのアセンブリ本体」はハブ側に残ってしまった。意識的に重量級に作り上げられた「金塊ハブ」は、その商品の目的をクリアに達成していることが証明された。デスクトップ上での頑強なUSBハブをお探しの貴兄なら、迷わずに購入できる本日の一品だ。
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8ポートあれば、いろいろなモノを接続して十分に活用できる
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USBハブに重量があるので、コネクタを片手で引き抜いてもまず大丈夫。しかし、サムドライブはハブの重量に負けてシリコン製の指の外枠だけが抜けてしまった。2,350gおそるべし
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
金塊ハブ |
5,696円 |
サンコーのWeb通販サイト |
■ URL
サンコーのWeb通販サイト
http://www.thanko.jp/
(ゼロ・ハリ)
2006/12/13 11:04
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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