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デスクに常備したい複合機能メモ「everyday on desk」
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角度は急そうだが、一見してごく普通のメモ用紙スタンドに見える
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ある機能を持っているモノに別のモノの機能を加えるということは、太古の時代から行なわれていたとは思うが、工業製品というモノが世の中に登場してきてからは、より意識的にそれを考える人たちが増加しただろう。車のハンドルの周囲にクラクションのボタンがあったり、戦闘機の操縦桿の頂点に機銃の発射ボタンがあるように、必然的に操作性や運用性のニーズから起こったモノではなく、人が意識的に考えたモノだけを「複合商品」と筆者は呼ぶことにしている。
複合商品の場合、大きく当たる場合もあるが、大失敗も少なくない。ラジオにカメラを取り付けた「ラジカメ」や、競馬ファンのための「双眼鏡ラジオ」や、何度も懲りずに繰り返されている「腕時計テレビ」などがその代表選手だろう。大人気のワンセグ対応製品だが、「携帯電話+テレビ」などもこうした複合商品のひとつと言えるだろう。
価格帯のもう少し低いステーショナリーの世界では、鉛筆に消しゴムが付いて以来、数え切れないくらいの複合商品が登場しては消えている。本日ご紹介するイタリア ナヴァデザイン社のメモ用紙「everyday on desk」も、そうした複合商品のひとつだ。一見して複合商品には見えないが、実は、メモ用紙の上の方に刺さっている鉛筆に秘密がある。
鉛筆に縁の深いモノは多いが、中でも時間的に関係性の強いモノは「消しゴム」だろう。鉛筆で何かを書いている人間はいつ何時間違うかわからない。間違いを修正するには消しゴムが必要だ。その次に必要なのは、消しゴムより利用するインターバルは確実に長いだろうが、きっと「鉛筆削り」だ。そして、それらにペンキャップやらメモ、定規などが続くに違いない。
鉛筆と消しゴムのような筆記具本体との複合商品ではなく、筆記具の周辺デバイス同士の複合商品もすでに世に出ている。キャップに鉛筆削りを内蔵したファーバーカステル社のパーフェクトペンシルは有名だ。本日ご紹介する「everyday on desk」も、筆記具の周辺機器にあたるメモ用紙と鉛筆削りが合体した複合商品だ。
イタリアの国際企業のデザインコンサルタントなども手がけているナヴァ社だけに、単なるメモと鉛筆削りの組み合わせでもセンスが抜群だ。メモスタンドは大きく不自然なくらい手前に傾いているが、デスク上で腕が一杯伸びるくらい遠方に置いても文字が見やすく、かつ、メモ用紙の上端右側に書いても左側に書いても、安定した文字筆記が行なえる。少し値段は張るが、モノクロームでまとめたセンスの良いオフィスやデスクに似合いそうだ。
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背面から見ると丸い太い支柱が安定性を確保して筆記を支えている
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メモ台紙を取り外すと鉛筆削りが露出する。支柱は削りかす入れだ
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
everyday on desk (メモ用紙・鉛筆・削り付き) |
4,200円 |
秋葉原 ヤマギワリビナ |
■ URL
NAVA DESIGN
http://www.navadesign.com/
(ゼロ・ハリ)
2006/12/20 11:03
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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