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暗証番号でデータをロックできるUSBメモリ「MorseCode Drive」
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パソコンに接続してパスコードを入力して初めてUSBメモリと認識
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ホテル客室のワードローブに備え付けのセーフティボックスのように、ユーザーが4桁の暗証番号を設定し、パソコンのUSB端子に接続後、最初に暗証番号をUSBメモリ側で入力しなければ認識されないという、セキュリティ対策の施されたUSBメモリカードが登場した。
筆者は過去何度か、暗証番号が確認できなければファイルの内容を見ることのできないシンプルなUSBメモリを探し歩いたことがある。しかし、意外とこうしたシンプルな機密管理機能付きのUSBメモリは見当たらなかった。
現在でも、暗証番号だけでファイルを保護するというシンプルな機能を実現しているUSBメモリは意外と少ない。多くの場合、より安全にということを目指して、パソコンからUSBメモリに目的のファイルを書き込むたびに、ご丁寧にもわざわざ暗号化してくれる大きなお世話型USBメモリが多い。1社がその機能を搭載すると、競合企業もそれと同じか、それ以上に堅固なプロテクト機能を搭載したがるのは、大昔からセキュリティ市場の特徴だ。
筆者の場合、USBメモリで持ち歩くデータの内容は、万一露見してもどこかの会社が倒産するとか、株で誰かが大損するとか、競合相手に新製品開発競争で一歩遅れをとるなどの重要情報は皆無だ。せいぜい、ファイルが他人に見られてしまうと、多少恥ずかしく思う程度だ。世間のサラリーマンの多くの情報とはそういうモノだと勝手に理解しているが、先端企業にいるエリートサラリーマンは違うのかもしれない。
セキュリティは完全なる安全を求めれば限りなく、どこでよしとするかの判断が鍵となるビジネスだ。セキュリティの強化は、運用のしやすさとトレードオフになる場合も多い。
本日ご紹介する「MorseCode Drive」は、運用感覚を損なわないセキュリティ機能を備えたUSBメモリだ。以前ご紹介したカード型USBメモリと比較すると少し厚めだが、本体にクリック感のあるテンキーなどが搭載されており、オーナーは、パソコンのUSB端子に接続後、自分の決めた暗証番号(4桁の数字)を入力することで、USBメモリの内容にアクセスできる。指紋のように、本人への属性がないので、グループ内でゆるい機密管理などを実践するのにも向いている。不安な場合は、付属のCDからセキュリティ・ソフトによる2重ロックをかけると良いだろう。もちろん、筆者は個人用途でもあり、4桁さえ入力すれば、ファイルが全部見えるイージーな使い方を実践している。なお、暗証番号は、いつでも変更が可能だ。
社会の風潮に流されて、セキュリティ機能競争がエスカレートする一方のUSBメモリ界にあって、「MorseCode Drive」は、使う側の必要に応じて機密管理レベルを段階的に決定できる、フレキシブルで便利なUSBメモリだ。パーソナルなデータは個人で考え、最適な方法で守っていくという気構えが重要だろう。
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カード型USBメモリの中では少し厚めだが仕方ないだろう
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ケーブルも本体に収まるので持ち歩きや鞄への収納に関しては「優」
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
「MorseCode Drive」1GB USBメモリ |
9,980円 |
サンコー レアモノショップ |
■ URL
サンコー レアモノショップ「MorseCode Drive」製品情報
http://www.thanko.jp/morsecode_drive/
(ゼロ・ハリ)
2006/11/29 11:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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