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撮り始めると病みつき間違いなし!
生活防水対応のXacti DMX-CA6

Xacti DMX-CA6(D)。このサイズで動画を撮影していると思わない人もいたりするのだ
 動画共有サービスが花盛りなこの頃、国内でも多くのサービスがスタートしており、筆者のムービーカメラに対する興味も花盛り! というより燃え盛り、気がついたら店頭にいた。目の前にはXactiことDMX-CA6。随分昔からデジカメのムービー撮影機能を愛用していたのだが、通常の撮影がデジタル一眼レフに移行したこともあり、一緒に持ち歩くなら手軽に扱えるムービーカメラと決めていたのである。

 このDMX-CA6は手のひらに乗るほどのコンパクトサイズ。しかも軽い。本体のみで155gという軽さ! この小さなボディで600万画素のCCDを搭載し、VGAサイズのMPEG-4ムービーを撮影できるのだ。モニタユニット(2.0型液晶搭載)を開いたら自動的に電源が入るので、あとは録画ボタンを押すだけ(録画中の静止画撮影も可能)。ISO3600まで自動的に対応するため、少々暗い場所でもOK。しかも手ブレ補正機能を搭載。また、ステレオ録音と光学5倍ズームもうれしい。動画撮影時の最短距離は10cm、静止画撮影では最短1cmまで寄れる。寄れるというよりほとんどくっついてしまうんじゃないかというほど。


パッケージに含まれる一式。専用AV接続ケーブルを使うと、TV画面で映像を楽しめる。なおSDカードは付属しないので別途購入する必要がある。バッテリは動画撮影モード(640×480ピクセルのTV-SHQの場合)で80分程度なので、予備を用意しておいたほうが安心できるだろう グリップベルトを装着し、構えてみたところ 本体上部に電源ボタンがついている。モニタユニットの開閉以外でコントロールしたいときに用いる

 さらにこのムービーカメラの最大の特徴は「JIS保護等級4」であるということ。これはいわゆる「生活防水」と言われるレベルで、「いかなる方向からの水の飛まつによっても悪影響を受けない」とされる。これなら濡れた手で触っても安心。ただし水中撮影ができるわけではないので、くれぐれも水没させたりしないよう注意が必要だ。今のところ水辺や雪の中といったシーンを撮影してはいないが、雨の日でも水滴を気にせず撮影ができるのはありがたい。かつて雨天時に持ち歩いたデジカメを雨水で昇天させた経験があるため、日常的に水分多目の環境を撮影するわけではなくても安心感がある。

 残念ながらモニタユニットは開閉のみでヒンジが回転しないため、自分撮りや極端に高い、もしくは低い位置からの撮影はしにくくなる。また三脚穴がついていないことや、カメラの形状から立てた状態での設置ができないといった問題もあるが、スタンドは自作することで解決できる。何よりもどこにでも気軽に持ち歩ける点、至近距離にも強い点、スポーティなデザインで、レンズを向けた相手が妙にかしこまったりしにくい点がいいのだ。普段はデジタル一眼レフメインという方が「この風景は音声入りの動画メモで残したい」なんてときにも便利だろう。手にした瞬間から、誰もがカメラマンな気分を味わえる1台なのだ。


ボディ下部のスロットカバーをあけると、SDカードと電池スロットが登場。内部を濡らさないように注意 撮影中の様子。操作中に手から滑り落ちる危険性も考えると、グリップベルトは必須かもしれない 正面から見たところ。レンズの下にフラッシュ発光部がある。ステレオマイクはモニタユニットの裏側

付属の専用USBケーブルを使えばカードリーダに変身。直接データを取り込むことができる 付属ソフトとしてUlead社のPhoto Explorerがバンドルされている。MPEG-4ムービーもサムネイル表示で一目瞭然。そのまま再生も可能だ

撮影した子ムービーをQuickTimeで再生。サンプル動画はこちら(8MB、MP4形式) 厚手のスポンジに切り込みを入れて作成した即席スタンドの例。工夫次第でいくらでも作れそうだ

製品名 発売元 購入価格 購入場所
DMX-CA6(D) 三洋電機 42,600円 ヨドバシカメラ



URL
  製品情報
  http://www.sanyo-dsc.com/products/lineup/dmx_ca6/


(すずまり)
2006/11/02 12:59

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