本日の一品各ポートが自由自在に可動する、折りたたみ4ポートUSBハブ

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各ポートが自由自在に可動する、折りたたみ4ポートUSBハブ

製品パッケージ。下段に見えるUSB延長ケーブルも付属する

　個人的に、近頃もっとも活気のあるPC周辺機器といえば、マウスでもなければワンセグチューナでもなく、実はUSBハブなのではないかと思っている。そもそもUSBポートを分岐させるという機能はどれも同じだし、ポート数も２または４というのがほとんどで、差別化できる要素というのはものすごく少ないはずなのだが、それでも各社からは次から次へ目からウロコな製品が登場してきている。

　今回紹介するのは、携帯用の折りたたみ4ポートUSBハブという、なかなかもってマニアックな製品だ。PCとの接続に使うオスコネクタは根元を折りたたんで本体に収納できるほか、4つの増設ポートは角度を自由に変えることができ、未使用時には筐体に収納することができる。よくもまあこれだけ可動部分が増やせたものだと思ってしまうほどである。どことなしに昭和後期のロボットアニメ的テイストを感じたり感じなかったりする。

　その代償に、というわけではないだろうが、細部の造りはけっこう雑。半回転するオスコネクタはすぐにあらぬ方向を向いてしまうし、成型も全体的にチャチだ。USBハブとしての機能に遜色があるわけではないので、実用上の問題は皆無なのだが、「高級感」とか「所有欲を満たす」といった表現がこの製品のレビューを彩るにはやや無理がある造りだ。どれだけよく言っても「機能美」止まりだろうか。その点はしっかりと理解しておきたい。

　外観からしてお分かりだろうが、バスパワーで動作し、ACアダプタは付属しない。モバイルノートのUSBポートにぶらさげて使う用途よりも、例えばノートパソコンを出先に持参し、何台もの周辺機器をつなぎつつ、ちょっとした小規模オフィスを構築するといった用途に役立ちそうな気がする。少なくとも本製品を使っている間は、隣のUSBポートに干渉したりといったことは気にしないで済みそうだ。バスパワーで持ち運べる4ポートUSBハブというのは種類が少ないので、そうした意味で面白い製品だと言える。


本体。どことなく4階建てマンションっぽい。写真では分かりにくいが、表面はマットな質感	オスコネクタと4つの増設ポート、それぞれが可動する。ていうか可動し過ぎ


オスコネクタは回転させることも可能だ	ノートパソコンに装着したところ。高さが合っていないと、写真の通り微妙に傾く

製品名実売価格販売元

スタイリッシュブラックハブ 1,500円 JUST MY SHOP

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 https://www.justmyshop.com/app/servlet/item?item_code=9003625&idt_id=134217728&idt_groupid=c

（kizuki）
2006/10/25 11:51

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