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世界を旅する人のニュースタンダード「楽ぷら」
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本体背面。変換プラグ対応の国名が書かれている
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今回紹介する一品はタイトル通り、これからの海外旅行者の常識になるかもしれない製品「楽ぷら」だ。これはどんなものかを説明する前に、まず「楽ぷら」がリリースされる前の状況を紹介したい。
外国に行くとなると、これまでは電圧を変換する変圧器(トランス)とコンセントの穴の形状を変換する変換プラグの両方を持っていく必要があった。変圧器は世界の地域によって電圧が110V~120Vのところと220V~240Vのところがあるため、変圧器は110V~120Vのものと、220~240Vの2種類が存在する。また変換プラグにしてもプラグの形が全世界でA、B、C、SE、O、BF、B3、O2の8種類あるため、日本のAタイプのプラグ形状の電気製品を海外で使うために7種類の変換プラグのいずれかを購入しなくてはならない。
アメリカや中国など1カ国だけを往復するビジネスマンや「その国が大好きでしょうがない、他の国なんていきたくない」という旅行者なら、行く国に対応した変圧器と変換プラグを購入すればよい。ところが世界中をバックパックひとつで旅するバックパッカーや、世界のいろんな場所に出張に行くビジネスマンの場合、状況によっては変圧器2種類と変換プラグを何種類も用意し、旅先で無くさないよう管理しなければならない。気をつかわなければいけないことが少しでも増えると、旅先では肉体的にも心理的にも疲れてしまう。
で、今回紹介する楽ぷらである。これは110V~120Vと220V~240Vの両電圧帯をサポートし、なおかつプラグはA、BF、C、Oタイプをサポートしているため、これひとつで変圧器も変換プラグも両方兼ね揃えているのだ。変換プラグは全て本体に接続されているため、管理するのはこの製品のみだけとなり気が楽だ。難点をいえば、変圧器の容量が30Wと競合製品と比べ少ないため、デジカメやシェーバーはOKだが、ノートパソコンはぎりぎり、ドライヤーや家電は完全にNGとなってしまう。またB、SE、B3、O2のプラグを採用する国に行くならば、別途変換プラグを購入しなくてはならない。
とはいえ、世界の多くの地域で「楽ぷら」だけで日本製電化製品が利用できるのも事実。シェーバーやデジカメやなどを利用する旅行者から、パソコンや周辺機器を駆使するモバイラーまでとりあえず押さえておくべき一品といえよう。
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プラグをたちあげるとこんな感じ
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製品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
楽ぷら「WTX-30」 |
東江物産 |
4,179円 |
ヨドバシカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.toko-trd.com/html/wtx30.html
(山谷 剛史)
2006/10/11 11:06
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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